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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:北森鴻
冬狐堂シリーズの3作目にあたる,
北森鴻の「緋友禅」(2003)を読んだ。前2作は長編だったが,今回は連作短編。陶鬼 陶器に関しての目利きで,宇佐見陶子が「師匠」とも思うツルさんこと弦海礼次郎が自殺。遺骨を引き取るのと死の謎を探るために陶子は萩に向かい,彼と別れるきっかけとなった久賀秋霜の陶器の秘密とツルさんの前身を知る。 まわりから,「本性がなっちゃない」と評されるツルさんがとても魅力的に書かれている。 「永久の笑み」の少女 町澤幸之という中堅作家への陶子の手紙(ファンレター?)という変わった出だしだが,そのことから手紙の相手に仕掛けをしているということはすぐわかる(笑) 「掘り徳」こと重松徳治の「掘り師」という仕事が興味深かった。蓮丈那智シリーズ(「凶笑面」の「双死神」)とつながる税所篤の名前も登場。 緋友禅 久美廉次郎の「糊染めタペストリー」展で作品すべてを120万円で買い取った陶子だが,久美の急死後タペストリーは陶子の手に届かず,しばらくしてその作品が全く別人の手による緋友禅として発表されていることを友人の横尾硝子によって知らされることに…… 表題を飾るのにふさわしい,魅力ある作品。 ちなみに,陶子が親友でカメラマンの硝子と待ち合わせた「世田谷区三宿のとあるバー」は香菜里屋シリーズのバーマン香月圭吾の池尻大橋のバーだろう。 奇縁円空 円空仏をめぐるとても興味深い話。ということであらすじ省略だが,手抜きでもある(笑) 「狐罠」(日記は→こちらから)に出てきた木材業者(銘木屋)の大槻寛二が再登場するが,殺されてしまうのがちょっと悲しい。根岸署の犬猿コンビも再登場。さらに,「芸術潮流」の記事の書き手である某大学助教授は蓮丈那智だろう。 シリーズ前作「狐闇」の日記は,→こちらからどうぞ。 登場人物をフリーページの北森鴻メモ(緋友禅)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 北森鴻の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (北森鴻)からごらんください。 公式ホームページ:北森鴻公式サイト 酔鴻思考 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 ☆なほまる★さん ちょっといっぷく(ハレバレさん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君) いろんなことを忘れないために(dai583さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/12/24 12:53:49 AM
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