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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
「北斎殺人事件」(→日記はこちらから)に続く,
高橋克彦の「広重殺人事件」(1989)を読んだ。「北斎」のときは義兄国府のアイデアを津田良平が検証していくという形だったが,今回は津田良平がたどった広重に関する考察を,塔馬双太郎が後追いする形で進んでいく。 今回は,ちょっと早いが, 以下「雑感&まとめ」ですがネタバレ不可避なのでご注意ください。 とさせていただく。 ☆最初の章で津田冴子が自殺してしまう。これを書けばネタバレになるし,書かなければそれ以降の話について何も書けない!! ということで,早々のネタバレ宣言になった(笑) さらに,良平自身も自殺することになり,前作のときに書いた「主要キャラを殺すなぁ」が現実のものとなり,三部作はこれで完結することになる。 ただし,塔馬双太郎を中心としたシリーズが続いているようなので,そちらも読んでいく予定。 ☆「写楽」,「北斎」と「殺人事件」が続いていたが,実際に写楽や北斎が殺されたわけではなかった。 今回,現代においては津田夫妻が自殺しただけで,「殺人犯」はいないかわりに,過去におい広重が殺されたことが検証される。 これもまた,三部作の最後を飾る「大逆転」といった感じだ。 「天童広重」の存在から広重が勤皇思想のもち主だったというところまで導く塔馬&津田の「推理」はなかなか読み応えがあった。 「東海道五十三次」の絵師としての広重と勤皇思想は結びつかないが,その時代を生きた「広重」ならば「あり」かなあと思わせる説得力があった。 ☆今回の贋作は津田自身関与するという衝撃的なものだったが,「赤」をキーにして塔馬が見破るという展開が楽しかった。 仕掛け人の島崎直哉は前作から登場しているのだが,敵役ではあるもののなかなか魅力的なキャラクターでもある。 「美術現代」の編集者である杉原といい,この作家はキャラクター作りがうまい。 高橋克彦の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高橋克彦)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 つまずく石も縁の端くれ(一村雨さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/08 12:59:28 AM
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