|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
便利屋シリーズ4作目である,
東直己の「探偵はひとりぼっち」(1998)を読んだ。なお,「 向う端にすわった男」の日記(→こちらから)では,それを4作目としたが,本作の文庫裏表紙に「第四作」とあったのと,話の流れ的にはこちらが直接3作目である「消えた少年」(日記は→こちらから)につながっているので,「向こう端」を番外編,「ひとりぼっち」を4作目とすることにした。 ステージをそなえ,ビューティ,ブタさん,マッチョという3チームのホステスを抱える「トムボーイズ・パーティ」で,ススキノのオカマ業界の主だった人物たちとともに,「俺」,春子(恋人になった中学の国語教師),オーバードクターの高田,新聞記者の松尾らが大騒ぎしている。 「消えた少年」の事件が起きたのと同じ年の11月末,「トムボーイズ・パーティ」のマッチョ・チームのホステスであるマサコが北海道予選を勝ち抜き,テレビ番組「アマチュア・マジシャン大集合」に出ている姿が,店の大型スクリーン(レンタル)に映し出されての大騒ぎだ。 「ベスト・コスチューム賞」と「準グランプリ」を獲得して札幌に帰ってきたマサコだが,凱旋パーティのあと,自宅マンションの駐車場でめった打ちにされて殺されてしまう。 春子との付き合いに忙しく,マサコの死をあまり気にしていなかった「俺」が,警察による捜査が全く進んでいないことに気づいたのが翌年の2月。 調べ始めようとした「俺」は「トムボーイズ・パーティ」のチーフであるフローラを初めとするオカマ業界の人々から猛反対を受け,松尾や桐原や道警の種谷からも冷たく扱われ,部屋の前で気絶させられた直後に堤というあやしげな人物も登場する。 そして,一番頼りにしていた空手名人の高田まで入院させてしまう(3度目らしい)ことになり,ススキノに戻った「俺」を待っていたのは顔見知りの客引き,屋台,占い師たちが自分と目をあわせないようにしているという事態…… ふだん避けているあらすじ的なものを書いてしまったが,「「ひとりぼっち」というタイトルが生きているねぇ」ということを書きたかっただけで,「本筋」については触れていないつもり(笑) まあ,ここらへんから事態が動いていくわけだが,それは本を読んでのお楽しみ!! なのだが(笑),「孤立した」と思えたそのときから次々と「裏からの援助の手」が出てくるのが楽しい。って続きを書いていたりして……(笑) 以下,ちょっとした雑感。 ☆マサコを殺したのが橡脇でないことは,感じていたのだが,真犯人の登場の仕方にびっくり。 うまいなぁ!! ☆今回も気持のよいタクシーの運転手が出てくる。作者がタクシードライバーを好きなんだろうなぁ(笑) ☆新堂からの1千万円で,中島翔一の留学を決めてしまったのは気持ちがよかった。 よいハードボイルドには,必ずこういう優しさがある!! ☆春子の最後の場面での発言って!!!! ところで,登場人物が増えてきたので,結局「フリーページ」を作ることにしてしました(微笑) 以前の作品については日記に書いたことをもとにしているので今のところやや弱体であることはご容赦ください。 時代・場所,登場人物などをフリーページの東直己メモ(探偵はひとりぼっち)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 東直己の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (東直己)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 りぶらりさん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/16 09:35:58 PM
[読んだ本(ミステリ・日本)] カテゴリの最新記事
|
|