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テーマ:ミステリはお好き?(1495)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
短編集である,
荻原浩の「押入れのちよ」(2006)を読んだ。好きな作家ではあるのだが,この人は短編より長編のほうがよいかなとも思った。 「お母さまのロシアのスープ」 わたしとソーニャの関係がポイントになるが,日本人のお父さまが「木を枯らしてしまう薬」の研究をしていたという部分から,単に「場所と時を変えただけの話」のように感じられて不快だった。 コール 語り手の「僕」と会話をしている「俺」が違うという仕掛け。 こういうのは大好き!! なのだけれど,後ろが長すぎた。 押入れのちよ 表題にもなっているし,これはおもしろかった。 恵太とちよのやりとりも楽しく,アパートの隣人たちがうまく配置されていた。不動産屋夫婦のキャラも捨てがたかったし(笑) 老猫 途中まではおもしろく読めた,という以上に自分の中でかなり盛り上がったのだが,そのまま最後まで流れてしまったことにガッカリ!! 道夫がこの話のように結局猫に支配されてしまっても,猫と対決して妻の典子と娘の美紀の目を覚ますことができたとしても,大同小異。 もうひとひねり,びっくりさせてくれるものがほしかった。 殺意のレシピ 結局殺し合うことができなく笑い合うことになった夫婦。 ということで,家庭の笑いにちょっと警鐘をたてているようで,心理的ドタバタ喜劇としてけっこう楽しい。 介護の鬼 話の内容は介護されていた老人が復活して,それまで自分を「介護」していた息子夫婦に復讐するという話。 「短編」としての評価としては,これがいちばん高いかもしれない。 予期せぬ訪問者 あまりにもあたりまえの筋立てだが,楽しいことは楽しかった。 テレビドラマにもできるだろうけれど,それだけであって,すでに同じコンセプトでドラマ化されていそうだ(笑) 木下闇 ずっと土蔵がポイントだとは思っていたのだが大ハズレ(笑) タイトルからわかるようなわからないような…… 弥生が殺されたことは最初から想像がつくわけで,ひょっとして「私」が……とも思ったのだが。 しんちゃんの自転車 語るに落ちるという言葉があるわけで,楽天のブログに本の感想を書きながら自分が見透かされているのだろうといつも背筋を震わせている(笑) この短編はよかった。途中というよりほぼ最初の11時から気づいたものの最後までゆっくり読ませてもらえた。 荻原浩の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (荻原浩)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 日々のあぶく(kiyu25さん) うさぎ外科医院(うさぎ1455☆さん) つまずく石も縁の端くれ(一村雨さん) あきログ(あき57853さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/10 12:34:11 AM
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