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テーマ:ミステリはお好き?(1495)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
松井章吾シリーズ1作目である,
東直己の「ススキノ、ハーフボイルド」(2003)を読んだ。世界史や英語の過去問が随所にちりばめられていて,いかにも受験生が語り手である雰囲気がプンプン(笑) 青春小説的雰囲気もあって,やたら自意識が強く,読んでいる「年寄り」から見るとかなり鼻につきそうな主人公章吾なのだが,ストーリーの中の彼は年寄りうけもよい。 いちおう,そうふるまっているからね(笑) 10歳年上のホステス片岡真麻を彼女にもち,「平和で楽しい」受験生&ススキノちょっと触れ生活を送っている章吾なのだが,同級生の金井茉莉奈からヤクザとの同棲と覚醒剤使用容疑で退学になりそうな勝呂麗奈の件で相談を受け,自分が思っている以上に大きな事件に巻き込まれていく。 途中から「便利屋」や,松尾なども登場し,待ち合わせの舞台に「ケラーオオハタ」が使われたりと,「便利屋シリーズ」の常連も出てくる。 最後に真麻が章吾に明かした事件の実相が柏木と勝呂麗奈の森野をめぐる決死の暗闘だったことには,章吾のみならず,読んでいるこちらにとってもいささかショック。 なるほど,そんなことが裏で進行していたのか!! 章吾は真麻の手の平の上で遊ばされた猿だったなぁ。 便利屋である「俺」とちょっと似たにおいをもつ章吾なのだが,「俺」については大学生のときから語られるのとここでの章吾が高校3年生であることの違い,というよりも,30年という時代の経過が章吾をやや「甘ちゃん」にしているような気もする。 単行本表紙タイトルの「ハー(ド→)フボイルド」がピッタリの作品だった。章吾君の次の登場作品もあるようなので,そちらでの活躍を楽しみにしている。 PS 「CHARIOT」が第四パープルビルの8階にあるというのに感慨!! 「残光」では,まわりで最も低いビルだったが,おそらく建て替えたのだろうな(元が何階だ出だったか覚えていないが,4階,多くても6階だったような気がする)。 時代・場所,登場人物などをフリーページの東直己メモ(ススキノ、ハーフボイルド)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 東直己の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (東直己)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 19番の独り言(ケント19さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/13 08:57:23 AM
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