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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:北森鴻
「裏(マイナー)京都ミステリー」シリーズの2作目である,
北森鴻の「ぶぶ漬け伝説の謎」(2006)を読んだ。探偵役兼語り手は,ピンチになると「僕」モードから「俺」モードに文章の主語とともに切り替わる,大悲閣の寺男で元「怪盗」の有馬次郎(アルマジロ)。 かき回し役は,みやこ新聞文化部の折原けい(山口生まれ,神戸の女子大卒)とバカミス作家のムンちゃんこと水森堅と京都府警の碇屋警部。 住職は鋭い洞察で次郎にアドバイスをしてくれ,元同業者であるKon's Barのカズさんは,おいしいカクテルを提供するだけでなく時に次郎の手助けもしてくれる。 寿司割烹・十兵衛の大将は次郎たちにおいしいものを食べさせるというより,読者の口に唾をあふれさせる役割をになっている(笑) とまあ,魅力たっぷりの登場人物たちに加え,京都に関する様々な情報満載。 「おろしユズのかかった飯蛸と里芋の炊き合わせ」,「河豚で浅葱を巻いた天ぷら」……などなど,おいしそうな食べ物や飲み物もたくさん出てくるのだが,今回最も気になったのが,「ラーメンと唐揚げ」(安上がり!!,笑) この組み合わせは知らなかったとともに,未経験。そのうちやってみようっと! 甘い雑煮はパスさせてもらうけど(笑) 以下は各短編の簡単なまとめだが,謎解きとか犯人当てにこだわらず,ニヤニヤしながらさらさら読んでいくタイプのように思える。 狐狸夢 ムンちゃんが「二十歳の原点」の高野悦子と知り合いだったふりをしたり,たぬきうどんを使ったトリックのストーリー作りを折原に依頼したりする謎が明らかになり,ムンちゃんは雲水姿で傷心の旅に出てしまう。 ぶぶ漬け伝説の謎 桜の季節。住職の「ぶぶ漬け伝説」についての鋭い指摘から,いったんは折原に容疑がかかった川崎市のフリーライター横田太毒殺の方法がわかる。 冒頭に出てくる「角倉了以乾漆像」は→角倉了以の木像をごらんください。 悪縁断ち ムンちゃんがもどり,折原とともに次郎がモードを「俺」に切り替えざるを得ない羽目に追い込む。 「夫の浪費癖と縁が切れますように」「父の吝嗇癖と縁が切れますように」という一見矛盾する安井金毘羅宮の2つの形代の謎を解いて殺人事件を解決する。 冬の刺客 大悲閣にみたらし団子を使った殺人予告があり,みやこ新聞が大々的に報道。次郎が殺人事件を未遂に防いだものの,ムンちゃんの浅知恵にのった折原はみやこ新聞に辞表を出すことに。 興ざめた馬を見よ 絵から抜け出た馬が自動車に当て逃げされたという1年前の噂が蘇った本当の理由が明らかになり,次郎を巻き込んだ折原のステディが,それなりの報いを受ける。 「京都検定」については→京都・観光文化検定試験 実施についてをごらんください。 白味噌伝説の謎 次郎が白味噌に毒を入れた疑いをかけられるが,住職のヒントもあって真犯人を突き止める。 「狂乱マジック」を一斗缶ストーブに放り投げたのは,「共犯マジック」(と「狂乱廿四孝」)を書いた「北森鴻」に敬意を表したためと思われる(笑) 北森鴻の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (北森鴻)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 公式ホームページ:北森鴻公式サイト 酔鴻思考 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 いろんなことを忘れないために(dai583さん) 魔女の隠れ家(たばさ6992さん) 日々のあぶく(kiyu25さん) うたたね通信社 ~活字中毒主婦の日常~(山村まひろさん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/08 12:52:06 AM
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