|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:森博嗣
四季シリーズ3作目にあたる,
森博嗣の「四季 秋」(2004)を読んだ。何回か読んでいて,今回も「まとめ」の意味合いで読んでいるので,いまさら感想は書けず(笑),最初からネタバレだらけになりますので,ご容赦を。 「春」・「夏」が完全に四季の話だったのに対し,「秋」は,彼女が直接登場する場面はあり,妃真加島脱出(「すべてはFになる」)の真意が大きなテーマになってはものの,S&M,V,G,X各シリーズのジャンクションといった感が強い。 1章は1998年秋(10月),2章以降は2000~2001年,四季33歳から36歳までの話。 1章では,「春」以降の四季について語られる(「すべてがFになる」(4年と2か月半前)と「有限と微小のパン」(10か月前)に詳しい)。 儀同世津子と椙田泰男(保呂草潤平)との会見で,ロバート・スワニィと四季の接触が知らされるのだが,(祖父江七夏の娘としての)世津子を一度見たかったという椙田の言葉に微笑。 2000年になり西之園萌絵がD1になるとともに,国枝がC大に転出。萌絵はC大に出向くことが多くなる。 「秋」が萌絵D1で終わり,萌絵D2のときのC大を中心にした話がGシリーズとなる。 ただ,ここでちょっと微妙なのが山吹早月。「秋」に登場して萌絵にコーヒーのいれ方を指南しているのだが,萌絵D1のとき山吹M1。Gシリーズでは萌絵D2のときに山吹M1となっている。 真賀田四季と犀川創平の関係に不安を抱く萌絵の気持ちを知ってか,知らずか。創平はその年の秋,萌絵に指輪をプレゼント。これが実質的な「婚約」になったようだ。 2001年初。萌絵のマンションに,創平,儀同世津子,西之園捷輔,佐々木睦子が集まった席で,創平が世津子からスワニィ博士の名前を聞いたことから,6年半前の四季からのメッセージを読み解き,萌絵と創平は1月19日のイタリアのモンドヴィに行くことに(モンドヴィは「1978年にコンピュータ・サイエンスの国際会議が開かれた場所」ということで選定されたようだが,この年は,13歳の四季が那古野でスワニィ博士に会った年であり,幼い萌絵を泣かし,高校生の創平とすれ違った年でもある)。 同じ頃,保呂草は何年も探していた各務亜樹良をイタリアのミラノでみつけ,亜樹良の携帯への四季からのメッセージで彼らもモンドヴィに向かうのだが,その「時と場所」は3年前に保呂草が四季の残したブロックから知ったものでもあった(椙田名で新藤裕見子を訪問)。 各務がモンドヴィに行ったのは四季の指令によるものとして,保呂草の目的が「瀬在丸紅子の息子」に危害が及ぶのを防ぐためとは…… スワニィ博士の死体があった近くの教会堂の地下に四季の映像が姿を現し,娘の死と島を出た事情を話すのだが,直前に出会った保呂草を「秋野=泥棒」としてしか認識していない萌絵を「昔からの知り合い」である創平がなだめる姿が楽しかった。各務は2人とはここで初対面。 その夜のホテルの萌絵の前には四季の実物が現れ,娘の父親として創平の可能性を示唆(京都の大学生とほのめかしたが,年齢的にウソ)して萌絵を惑わせる(笑) 帰国後,萌絵は創平と世津子の母親が違うことを知り,(それと直接関係ないが)瀬在丸紅子に会いに行き,林の声を聞く。 モンドヴィで創平たちと別れた保呂草と各務はフランスに行く。その後必ずしも共同歩調を取っていないことはGシリーズなどで明らかになっているが,保呂草が椙田として日本で活動を始めるのは翌2002年からで,これが「Xシリーズ」になる。 時代・場所,登場人物をフリーページの森博嗣メモ(四季 秋)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 森博嗣の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 森博嗣ワールド (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 著者ホームページ:浮遊工作室 (ミステリィ制作部) 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 穏やかに日々は過ぎてゆく(ぴぐ0818さん) 自分の自己満…(HDK_さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/08/30 07:37:37 PM
[森博嗣] カテゴリの最新記事
|
|