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カテゴリ:読書
WEB2.0でビジネスが変わる タイトルは上記の通り、インタネットの普及で人の行動パターンが変わっていく ことについて書いてある本だが、私の関心はマスコミの報道について記述され ている部分だ。
作者が神戸に住んいた当時神戸で震災があり、被災者としてマスコミから取材 を受けた話だ。「何が食べたいですか」との質問に、正直に「しゃぶしゃぶ、焼 肉」と答えたが、報道されるのは「味噌汁」とか「おにぎり」とか答えた人だけら しい。最初から報道したいストーリがあり、それに沿った内容のものだけが、ニ ュースとして視聴者に届くということだ。
また作者は東京拘置所に入った経験があり、ライブドアの堀江貴文氏が拘置 所に拘束されたとき取材をうけたらしい。その時、「拘置所所は快適なところ」 「臭い飯はヘルシー」「冷暖房完備」などと答えたのにすべてカットされ報道され たのは、「暇な時間が大変」などのネガティブなことだけだったと。
テレビが面白くなくなり視聴率が悪くなる事態もよく理解できる。「やらせ」として 批判されるのは番組の一部だけなのだろうか。取材したことの中からマスコミが 報道したい一部を取り出し、あたかも全体のことのように論じているなら信憑性 そのものが問われる。
この本の作者はIT関係のジャーナリストであるが、自由に自分が思ったことを そのまま書いてある思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年05月13日 00時52分34秒
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