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2009年05月14日
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カテゴリ:読書

号泣「ルポ 貧困大国アメリカ」堤 未果作号泣

アメリカで進行しつつある貧困社会について書かれたものだ。これは、金融危機が発生する前から起こっているアメリカの深刻な一面が記述されている。

アメリカでは「新自由主義」の名で多様な分野で民営化を進めた。民営化というと聞こえはよいが、切捨て政策だ。補助金のカットがすすみ、災害の復興や教育、医療に影響が及ぶ。

一度病気になると治療費が払えなくなる。子供に満足な教育を受けさせることができず、収入の低い職にしかつけなくなる。など負の連鎖が起こってしまう。まともな収入を得られるのは軍隊だけという実態にぶち当たる。

アメリカは徴兵制でなく志願制。イラクやアフガニスタンで戦争をしており、兵士が足りなくなってくると州兵も戦地に送ると以前ニュースでみた。州兵といっても日頃は養鶏場の経営者や教会の牧師で、災害支援程度のことしかしたことがない。こんな人を戦争に駆り出したとして役にたつのかと思う。

貧困社会が浸透し、働けるのは軍隊だけとなれば徴兵制などにしなくても兵士はあつまる仕組みができる。まるで新たに始める徴兵制のようなものだ。






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Last updated  2009年05月14日 12時46分19秒
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