あじプリン
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エッセイ2
童話4
談5
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末期膵臓癌のオヤジのこと妻との離婚のこと引越しのこと16年前と同じまるですべての力が抜け出てしまうような。あんなに憧れていた深緑ほのかに青く霞が架かるほどのDEEP FOREST @ピッカ
2008.07.10
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もう どのくらい経つのだろう睦言のように あのとき交わした約束真実の窓を おおきく開け放ちまだ おぼえたての言葉を何度も何度も つかってみせる 子供のようにただ 無邪気なだけ なのにまるで宝石のようただ それだけで 失われた時間の欠片がゆっくりと 戻されてゆくただ それだけで まるで宝石のよう @ピッカ
2008.02.19
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失うほどに、美しさは のぼり立ち枯れるほどに、力強さを たくわえ琥珀のなかで それらは混ざり合い孤高の快楽へと みちびく満ちてくる 穏やかなゆらぎ と 渇きじかん と 鼓動もの と 在りさまひと と 生き方への価値あなたの 辿ってきた道とおんなじ かもしれないイシコロだらけのわすれ去られたうわべっツラだけの道 かもしれない。@ピッカ
2008.02.03
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遠い記憶意識さえ、とおのいているのにランゲルハンス島さえ見失って偶然みつけてしまったマティアスの文字すぐに、きみだとわかったよ。すぐに、きみと行くべきなのだとわかったよ。
2007.09.14
おまたせしやした。 ボチボチだけど 再起動しました 夏ぅーって かんじ で 体が ベロベロ ですぅぅ。
2007.08.07
妻と大ゲンカ仕事から帰宅家の中は、真っ暗台所の割れたガラスだけが出迎えてくれるこんな時にかぎってどうして月が丸々と追いかけてくるのだろう青黒い雲をしたがえてどうしてあんなに笑顔で追いかけてくるのだろうあんなに美しい白いひかりでどうして何も語らずに見つめてくれているのだろう草も水たまりも静まりかえって見つめ返しているのにどうして真っすぐ見つめ返せないのだろうのどの奥の苦虫がシクシク顔をだすまた一段と高いとこで静まりかえってる
2007.06.29
あなたを失って もう、どれだけ経つのだろうあなたの背中ばかりを傷つけてしまったように今は、ただ首を横にふるだけいつも、傍らに待つことだけを忍ばせて苔むした紫にかこまれたレンガのようにただ頑なに閉ざしてきたのにそっと耳もとでささやいた日ガス燈がオレンジと遊ぶ、こどものように眼鏡岩の上の折り鶴がやさしく傾いたように赤い月と、なまぬるい風だけのこしてあなたは @ピッカ
2007.06.18
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もう一度 あの高見へ あがろうと想う 天に詰られ 地に励まされ 人に潤され 花に見送られ 命の詞を吠えるまで あの高見へ あがろうと想う @ピッカ
2007.06.13
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季節の替わりめ いっつもそう 飛んだり 跳ねたり 背伸び してるような どこか おちつかない しょっぱい味 なんか 恥ずかしさで 一杯になる @ピッカ
2007.06.09
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稲光が 静かに互いを呼びあう 想い出るように 思い描くように そのままの姿で 今のままの仕草で スーッ と香る あの人の 闇ですら 淡く 迷わせてしまう まるで つつじヶ淵の 瞳のよう @ピッカ
そこから逃げ出したいのなら両目をつむればいいでもいつかみせてくれるなにもかもではなくても灰色の壁の向こう側のほんのヒ.ト.カ.ケ.ラでも。
2007.06.07
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考えることは ないよ生きている中で大切なこと から順番に やってけばいいじゃん@ピッカ
2007.06.04
咆哮と高鳴りを 聴く激情の「朱」が 翔けてゆく雨の焼ける匂いと歴史が物語る静寂と賛嘆そのすべての心の内なるものに七ツ橋を かけてゆく現れては 凜と消えては 霧の如くまるで 月のようまるで 色めき立つ あなたの よう @ピッカ
2007.06.01
まだ始まったばかりなんだ今更じゃない今から で いい
2007.05.30
老いて なお花つけ 散らす竹のよう朽ちて なお一人 佇む獅子のよう山と濡れ谷と堕ち鳥と流れ然に有るものの美しさ
2007.05.26
ふと、想って 足を停めてみる認めたり 否定したり 自分だったりまた、歩きだす景色が 流れ時間が 明後日の方へ行ったとしても北向きの窓から見える雪風のように朱い陽が落ち 端々が淡く ほのかに 宥めるように恰も 古い友人が訪ねて来た日のような。
2007.05.25
旅立ちは始業に有らず生きて還るが潔し如何に感じたかに有らず如何に聴こえて来たかに尽きる
2007.05.23
大声で泣いて いい地の果てじゃなくても今 ここでこの瞬間大声で泣けば 良い。
2007.05.19