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テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:zidane
この気持ちをどう表現すればいいのか分からない。
どう表現してみたところで、悔やんでも悔やみきれない。 最高の舞台での輝かしい引退試合となるはずが、 自らキャリアを汚し、幕を下ろしてしまった。 どうして本当に本当のラストダンスでこんな愚行を。 マテラッツィが何を言ったのかは定かではないけれど、 たとえどんなに侮辱的なことを言われたにせよ、 紳士のスポーツであるフットボールにおいて許されるはずもない。 そんなことは分かりきっているし、プレー以前の問題。 なのにどうしてこんなことになったんだろう。 最後の最後までキレやすい性質は変わらなかった。 いや、そんな言葉で片付けられない。 こんな形でジズーのプロサッカー人生は終わりなのかと思うと、 悔しくてたまらない。 こんな終わりなど、誰ひとりとして望んでいなかったのに。 表彰式にも姿を現さなかったジズーは、一体何を思っていたのだろう。 本当に心にぽっかり穴が開いたみたい。 時間が経てば、いつか必ずこの気持ちは晴れるだろうけれど、 たとえ、きれいさっぱり晴れたとしたって、 ジズーの現役生活が、W杯決勝というこの上ない舞台での退場劇で、 誰からも拍手を送られず幕を閉じた事実は、永遠に変わりはしない。 01-02シーズンのCL決勝レバークーゼン戦。 あの日からジネディーヌ・ヤジット・ジダンのファンになった私にとって、 これまでの4年間、短かったけれど本当に楽しかった。 世界にはこんなに素晴らしい選手が居るのかと、純粋にドキドキしたんだ。 ジズーのプレーには夢がある。 勝手に思いを馳せては、唯一無二のそのダンスに酔いしれてきた。 だから、どんなに悲しくても寂しくても、 その時が来たら、笑顔で送り出してあげたかったんだ。 一大決心をして迎えた決勝だったのに、あんまりだよジズー。 こんなのあんまりだよ。 けれど、やっぱりジズーが好きだ。 こんな形で終わってしまったのは残念でならないけれど、 それでもやっぱりジズーが大好きだ。 ジズーに貰った喜びは、この程度で霞みはしない。 最後に言いたいことはひとつだけ。 ありがとう、ジズー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.12 09:14:05
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