ひさしぶりの日記です。
赤ん坊の泣き声に起こされて、
ミルク、おむつ替えをしていたら目が冴えてしまった。
徒然のままに。
子育ては大変だ。
妻の母乳の出が落ち着かないので、
ミルク作り、ミルク授乳は僕の役目になっている。
眠い目をこすり、お湯を沸かし、ミルクをつくり、人肌に冷ます。
赤ん坊に声をかけながら、ほ乳瓶を赤ん坊の口に含ませる。
赤ん坊は、力一杯、全身に力を込めて、乳首に吸い付く。
小さい手をぎゅっと握りしめて、目に涙をいっぱい溜めて、
力の限り、ミルクを飲み込む。
のどをぐいぐい鳴らしながら、
あっという間に飲み干してしまう。
飲み終わって満足すると、安心し、眠りにつく。
その姿を見て、僕も幸福というものを感じる。
心が温かくなるのだ。
赤ん坊にミルクを与えていると、
赤ん坊は生命そのものだと思う。
全身全霊を込めて、おなかがすいたことをアピールし、
おなかがいっぱいになって、気持ちよくなると、眠りにつく。
その姿は単純で、命そのもの、生命の源のような気さえする。
病気の母を見舞った後なので、多少、おセンチになっているかもしれない。
病気と必死に闘っている母の顔と、自分の赤ん坊の顔がダブる。
ふたりとも懸命に生きようとしている。
病気と闘い、抗いながら、命を紡いでいる母と、
ただひたすら命を増幅させていくような子供と。
ありかたは違うが、ふたりとも生きようとしている。懸命に。
そして純粋に生きたいという強い気持ちが僕の胸に伝わってくる。
生きたい、生かせてやりたい、孝行したい、喜ばせてやりたい。
母が自分にくれた愛情を子供にも与えていきたい。共に生きていきたい。
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最終更新日
2010.07.09 01:51:29
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