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あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

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粗忽のたかびー

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2024.07.09
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カテゴリ:緩和ケア

今朝は午前5時にとある患者さんの訪問看護師から電話。
呼吸停止の状態ですのでお願いします、と。
20分で出かける準備をして往診に向かった。

患者さんは92歳、5月に呼吸苦で大きな病院を受診、両肺に多数の転移性と思われる腫瘍があり、原発巣も調べられることもないまま、治療適応外と診断され5月末に紹介、すでにほぼ寝たきりとなっており、6月から訪問診療を開始しモルヒネで楽になって過ごしていた。
しかし、先週土曜日に訪問診療に行った際に、モルヒネの頓服が困難になって呼吸苦が再燃している、とのことで急遽PCAポンプによるモルヒネの持続皮下注射を導入した。
それからはまた穏やかに過ごされ、昨日の月曜日はむせながらもアイスクリームを食べて寝て、今日火曜日、娘さんが起こしに行ったら旅立たれていたとのこと。

良いお顔で永遠の眠りについておられた。
娘さん夫婦、お孫さんたちに、ありがとう、と言ってもらった。朝から幸せな日でした。









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Last updated  2024.07.09 20:50:22
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