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カテゴリ:今日の気になるニュース
タクシー車内での禁煙が全国に広がっている。名古屋や神奈川に続き、静岡や長野など各地で一斉禁煙がスタート。乗客とのトラブルや減収への懸念から二の足を踏んでいた業界がここにきて、「時代の流れ」とこぞって禁煙に踏み切る背景と実情を探った。(中曽根聖子)
「心配していた酔客とのトラブルもなく、逆に『よくぞやった』と激励の言葉をいただいた。業界のイメージアップにもつながっている」 先月11日から、首都圏で初めて県下一斉の全車禁煙に踏み切った神奈川県タクシー協会の牧野繁専務理事は胸を張る。 法人・個人合わせて約1万4000台の禁煙を円滑に進めるため、協会では、ポスターやチラシ、新聞広告で周知徹底を図るとともに、「なぜ吸えないのか」「罰則はあるのか」など、乗客との間で予想されるQ&Aや対応マニュアルも作成した。乗客が強く喫煙を求めた場合は、車を止めて車外で吸ってもらうよう携帯灰皿も各事業者に配布した。 きめ細かな準備と事前のPR作戦が奏功したのか、7月中に協会に寄せられた反対意見はわずか4件だった。政令指定市の名古屋市とその近郊でも5月から全面禁煙がスタート。8000台のタクシーを1日約15万人が利用するが、トラブルの報告例は皆無で、滑り出しは上々だ。 ◆◇◆ 大都市圏での“成功”もあって、禁煙の動きは全国に拡大。389社(約3万4000台)が加盟する東京乗用旅客自動車協会も今月、来年1月からの実施を決めた。 鉄道や飛行機など他の公共交通機関に比べ対策が遅れていたタクシー業界が、一気に動いた背景には利用者の強い要望が後押ししている。喫煙率全国1位の北海道で1月、北海道管区行政評価局が約330人を対象に行った調査で、タクシーの受動喫煙について約70パーセントが「不快」と回答。約63パーセントが禁煙タクシーを「もっと導入してほしい」と答えた。 吸わない人にとっては、前の客が煙草を吸っていた場合って、地獄でしょうねえ・・・。ただこういう場所では、禁煙って言われてなくても積極的な喫煙は避けるべきだと思うんですけど、ど~なんでしょ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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