ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ(11日)で反則を繰り返した同級14位の亀田大毅(18)=協栄=に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)は12日、倫理委員会を15日に開催して、試合出場停止を含めた処分を検討することを決めた。JBCの安河内剛事務局長は大毅に加えて、反則行為を指示した疑いで父・史郎トレーナー(42)にライセンス停止などの重い処分を科す可能性も示唆した。
悪質な反則行為を行った大毅に何らかの処分が下される見通しになった。大毅は12回に相手を抱きかかえて投げ飛ばすなどレスリング行為で計3点の減点を受けた。安河内事務局長は「1ラウンドに3点の減点は記憶にない。反則がボクサー生命にかかわる影響があったかを一番問題視する」と悪質なものと考え、大毅に対して一時的な「試合出場停止処分」を下す可能性を示唆した。
また、史郎氏が11回開始前に大毅に出した“指示”も問題視された。インターバル中、史郎氏が大毅に反則を促す発言をした疑惑がかかっており、JBCはこのシーンをビデオで検証した上で、真実ならば処分を科す方針。安河内事務局長は「まだ確認出来ていないが、反則の指示は絶対に出してはいけないこと。重大な処分になる可能性もある」とライセンス停止の可能性を示唆した。
史郎氏は昨年9月の試合で乱闘騒ぎに加担したとしてJBCから厳重注意を受けた。今回すでに協栄ジムの金平桂一郎会長がJBCに謝罪しているが、安河内事務局長は、今回の処分が「厳重注意」より重くなる見通しを示唆。ライセンス停止となった場合、無期限ではなく、3カ月から半年程度の期間が濃厚だ。
さらにセコンドを務めた興毅と金平会長に処分が下される可能性も。金平会長をはじめ、史郎氏、大毅、興毅の計4人が処分され、ファイトマネーの一部没収の可能性も出てきた。JBCは12日朝から大毅の反則行為を非難する苦情電話が鳴りやまない状態という。
豪快なボディスラムでしたね……。いかにヒールを売りにしているからって、試合後さっさと控え室には戻るべきではなかったと思う。試合前に何を言おうが、それは戦略で、それを聞いた対戦相手が頭に血が上り冷静な試合運びが出来なくなるとか、自分を奮い立たせるとか、色々な効果が期待できるだろうと思う。でも、試合後は違う……。どうせなら、負けてもマイクパフォーマンスくらいはやって、プロ意識を見せて欲しかった。
ボクササイズレベル??