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行政主導の作業で発生した事故の過失責任を、なぜボランティアが負わなければならないのか-。愛媛県宇和島市の大内漁港で今年3月、クジラの救出作業中に起きた事故責任の所在をめぐり、地元では疑問の声が沸き上がっている。救出作業では、手伝っていた男性1人が海に転落して死亡し、宇和島海上保安部は同じ船に乗っていた別の男性を業務上過失致死容疑で書類送検した。しかし、そもそも2人はボランティア。負わされるべき責任があったのか。地元ではこれまでに、処分の減免を求める約8300人の署名が集まった。
●善意の作業 「(行政側に)手伝ってほしいと言われ、助けになればと思って善意で協力した」。刑事責任の嫌疑がかけられている地元漁協の元参事の男性(51)はこう振り返る。 3月12日夜、珍事が起こった。リアス式海岸が続く宇和島市から西へ約10キロの同漁港に、推定体長約15メートル(体重約30トン)のマッコウクジラが迷い込んだのだ。翌13日朝から、県や市、海保、漁協関係者らが専門家らと合同会議を開き、浅瀬から沖合にクジラを救出する方法が検討された。 この会議では、クジラを湾外にえい航する方法のほか役割などが決められ、作業中にクジラの尻尾に近づかないことが確認された。ただ、県や市、会議に参加した海保の職員もライフジャケットの着用などは呼びかけず、万一の事故が起きた際の救助隊を準備することもなかった。 午後2時ごろに始められた救出作業には元参事も小型船(3人乗り)に乗り込んで手伝った。 会議で決められた左右の胸びれにロープをかけて引くという方法ではロープが2度、外れた。このため元参事は、ロープを締め付けないようにして胴体にまわすかけ方に変えてえい航中、突然、クジラは大きく尻尾を振って動き出した。 深みにさしかかったためクジラは自力で泳げると思ったのか、ロープのかけ方が気に入らなかったのかは分からない。またたく間に小型船は大きく揺さぶられ、乗っていた真珠養殖業の男性=当時(58)=が海に投げ出され、続いて元参事らも転覆した船もろとも海中に。元参事は助かったが、男性が水死した。 非常に難しいですが、元参事は無罪。被害者男性への補償は行政ってので如何でしょうか?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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