頭で稽古
頭で稽古をする人が多くなりました。おそらく頭では出来ているのですね。言葉じゃないと理解しようとしません。困ったものです。言葉を理解するのは身体ではなく頭です。頭の理解は自分の拙い経験値です・・・。それでは全く伝わらないではありませんか。日常の動きと異なるのが武術の動きです。身体での理解が必要なのです。今日は自由技の投げのダメ出しをしました。A君のは投げではなく突き放しているだけだとやって見せました。B君は前方回転受身を取ります。二人でやって貰いましたがB君はただ突き放されるだけで2~3歩進むだけです。帰りにこんなやり取りがあったそうです。A「どうして受身を取ってくれないの?」、B「だって全然違うんです」、A「違うって云われても、どこがどう違うかちゃんと言葉で言ってくれないと分らないんだよね!」、B「だって違うとしか…。」永久に分らないでしょう。