4月9日
この日、生きるすべての希望を失った気がした。俺を生んだ二人も、その二人から生まれた、1番最初の子供も、みんな俺の敵だと、そう宣告された。俺の周りにいたダンス仲間や、今まで学校で仲良くやっていたように見せかけていた、偽者の「友達」とかいう奴も、すべて身の回りから消えた。俺がやってきたことは、真似をしている、と言われた。ダンスも、あいつの真似をしてるだけだ。しかも、ダンスなんて趣味の世界で生きていけるほど甘い世界じゃない。そう言われた。ダンスに関係するものを葬った。俺の名前が入った、ボロボロのサポーターはゴミ箱へ飛んでいった。俺より先に生まれた、ダンスを最初に始めた奴からもらったサポーターやヘルメット、リストバンド、ダンスの情報が記された雑誌も、全て葬った。これで俺はもうダンスに近づくことはできない、と自分に言い聞かせた。人が生きていくには、勉強しなければいけないらしい。死に物狂いで勉強して、いい会社に就職して、お金をもうけて、いい生活を送る。そうしなければいけないらしい。前はこんなの死んでも嫌、と思っていたけど、もうどうでもよくなった。とりあえず学校に行って、勉強して、家に帰っても勉強して、そんで頭よくなって、さっさと家出て、どこか知らないところへ行ってしまおう、と思った。気が付けば、携帯の充電器を手にしていた。絡みつく電気コードを、首に回して、両手で先端を思いっきり引っ張った。徐々に意識は薄れていく。目から涙があふれて、鼻水が垂れ流れて、見分けが付かないほどぐちゃぐちゃになっていた。最後の力が出なかった。出せなかった。こんなところで、死への恐怖を感じてしまったから。何も考えずにしていれば、そのまま死ねたかもしれない。けど、怖くなってしまっていた。情けなかった。何が正しいとか、まだよく分からない。ある程度の常識は身につけているつもりだけど、いざとなったときにとっていた行動は、いつも間違いっていたらしい。喧嘩をすると、自分を正当化しようとするのは、人間の癖だ。と俺を生んだ一方の人が言っていた。確かにそうかもしれない。言われっぱなしではムカついて仕方ないし、とにかく自分が正しいと思っていることを言っていた。けど、それは冷静に考えれば、いつも間違っているみたいだ。まぁ・・・俺はいつも間違っていた、という事。何もかも投げ出したいよ。こんなの「家族」っていうんなら、すぐさま逃げ出したいよ。************************はい嘘でした。って訳にはいかんけど、俺ってすぐ忘れるからなぁ、こういうことがあっても。まぁいい教訓になりました。家族とはもう一切しゃべりません。信頼なんか絶対できんし、孤独というよりも、みんな敵やから軽く楽やけどなwもうはっきりおっさんも「健太は性格悪い。前は可愛がってたのに・・・。」とか訳のわからんこと言い出すし。もう懲り懲りで~す"・・・(,,゚Д゚)†"とりあえず飯食わさせてもらってる分は感謝しとく。今日はなんとか断食しようとおもってたけど、俺の胃がそうはさせてくれませんでした。残念。早くバイトして金貯めて一人暮らしして、その頃にはダンスの講師になって、んでなんとか・・・未来はどうなってるかわからんけども、勉強もまぁまぁやるけど、とりあえず高校生活ぐらいは楽しくやりたい。誰がなんと言おうと、俺はダンスし続ける!!!!!一旦ゴミ箱に入ったサポーターも、ごめんって言っておく。マジでごめん。これからも「KB」サポーター、よろしくな!!!絶対世界一になるから!!!!!!!!!!!!!!!!!