マスボクシング
ボクシングを再開して、はじめてマスボクシングをした。 マスボクシングとは寸止めのスパーリング。 俺はマスボクシングが苦手だ。 というのも自分の戦い方の基本に 「相手のコンビネーションの出鼻、つまり左のジャブないしストレートをパーリングして速い左でカウンターを取る」 というのがあるからだ。 相手が踏み込んでくるところにパンチを合わせる訳だから、必然的に深くヒットする。 しかしマスボクシングは寸止めなのでそれはご法度だ。 いきおい、リズムが取れなくなる。 相手のリズムを崩すことが出来ずに懐に入られやすくなるし、そうなるとアウトボクサーの自分としてはよくない形だ。 また、自分がクソ真面目にマスボクシングの流儀を守っていても相手がそうでない場合がある。 右が当たる。しかし寸止め。すると衝撃を受けない相手の、本当なら有り得ない反撃のパンチが来る。相手は寸止めではない。結局その打ち合いで劣勢になるのは自分だ。 今回の相手は強くなかったので無難にこなせたが、強い相手だとどうだろう。 今日一人サウスポーのいい選手をみかけた。速く、鋭い。 何度か日記に書いている上手いおじさんと、「いいなあ、あの選手」としみじみ見た。 あとうちのジムのリングは公式のリングより狭い。足を使う自分としては非常にやりにくいのも不満だ。