テーマ:鉄道雑談(1541)
カテゴリ:徒然~つぶやき~
先日、特急スーパーひたちに乗っていた時のこと。
後ろの座席にはかなり高齢の老夫婦が座っていました。 漏れ聞こえる会話からして、どうも妻の方は認知症が入っているようです。 窓側の私の座席の後ろに座っているのは夫の方なのですが、 景色を見たり陽射しを遮ったりということを頻繁に繰返しているようで、 やたらにカーテンを開け閉めする音が気になってはいました。 そのうちに、後ろからむんずと手が伸びて来て、 私の座席の側面を掴むようになりました。 当然にその手は私が座っている前部にまで及び…、 つまり私の顔のすぐ横にそのおじいさんの指があるわけです。 ギョッとして、後ろを伺うと、背もたれに寄り掛からずに、 前のめりの姿勢になっているのが分かりました。 おそらく腰が痛くてその姿勢を取りたいのだろう、というのとその時に、 安定が取れないので掴まるところが欲しいのだろうと想像ができたので、 仕方ないなと思ったので黙っていましたが、 他人の指が脇でチラチラしていると落ち着かないものです。 考えてみると、車に乗っていても、高齢の方って窓の上についている 取っ手を握っている姿をよく見ます。(うちの祖母もです) 思うに、乗り物に乗っている時には何か掴まるところが 欲しいのだと思うのです。 もっと必要なのは腰掛ける時や立ち会がる瞬間。 どうしても不安定になるので、 手すりのようなものがあるといいんだろうなと思います。 …と思った時に、電車でも特に特急とか新幹線の車両って 何にもないんですよね。 やっぱり前の座席ごと掴むしかないというのが現状です。 座席の上部を掴まれる時には、頭まで掴まれることもしばしばあります(笑) これから高齢者が増えるわけですから、電車の座席の設計にも そんな配慮が必要になるのではないかと思いました。 もし電車の座席の設計に携わる方がご覧になっていましたら、 是非ともご一考くださると嬉しいです。 その老夫婦の夫の方は頭はしっかりしていますが、足腰が弱いようで、 杖をついてもごくゆっくりしか歩けないようで 電車を降りる際には大渋滞になるほど。 これでは、乗る時も大変だったんではないでしょうか。 誰か付き添う人がいて、というのは時々見かけますけれど、 こういう状態の二人が、夫婦だけで連れ立って長距離を移動しているのも すごいと思いました。 こんな光景もこれからどんどん増えていくのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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