カテゴリ:本・コミック
読んですっかりかもされてます。石川雅之の『もやしもん』。
菌が肉眼で見えるという特殊能力を持った主人公を中心に 農大キャンパスで繰り広げられる青春群像漫画です。 →もやしもんを探す 前に読んだ「のだめカンタービレ」に菌たちが出張していたのを見て、 (日記「のだめに思う」も良かったらご覧くださいまし。) その存在を知って以降、気になってはいたんです。 他にもいろんな雑誌に出張宣伝しているようなので、見かけている方も多いのでは。 興味があってたまたま買ったこの本、 Dancyu plus「元気の源!これが日本の発酵食」にも ・・・これも酒や味噌などの基本的なものから各地の発酵食までとりあげられていて面白いです・・・ 「もやしもん」が石川雅之さんのインタビューを交えて取り上げられているのを見て 読みたい心に火がついてしまいました。 で、珍しくコミック本の衝動買いです。 読む前、「のだめ」や「dancyu」の中には 単純な可愛い絵柄の菌(もやし)たちしか出てないので、 菌たちが主人公のほのぼのとした話なのかと想像してたのですが、 主人公を始め登場する人間たちは、かなり書き込まれたタッチで そのギャップにまず驚きました。 …う~ん、そうですね、ホラー系なんかにもいけそうなシリアスな、 と言ったらいいでしょうか。 特に女の子たちがコワい顔です(^_^;) それにもだんだん慣れて読み進んでいくと、 最初は「もやしもん」ではなく「農大物語」というタイトルだったのに納得。 もやしたちと主人公を始めとした登場人物はあくまで対等な関係ですね。 キャストの中に人間たち、もやしたちが共存していて どちらも含めた「群像」ドラマが展開していく、そんな漫画です。 ストーリーもいいし、登場人物もそれぞれがかなりユニーク。 菌に関するマニアックなウンチクも読み応えがあります。 そして欄外の人物紹介や注釈まで凝っていて面白いので じっくり読むと、他のコミック本よりも時間がかかると思います。 気がつけば、酒や味噌、酢、納豆などの発酵食品はもとより、 浴室の窓枠に黒カビを見つけても、菌の姿(もやしもん版ですが)を 連想するようになる始末。 もとから発酵食品好き(お酒もそうですし)だったのも手伝って、 もやしたちの魅力すっかりかも(醸)されてしまいました。 そうそう、彼らの決めゼリフは「かもすぞ~」です(笑) 10月からは11話でアニメ化されるそうです。 「のだめ」のアニメはちょっとがっかりだったので、 「もやしもん」には頑張ってもらいたいところです。 テレビアニメ『もやしもん』公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 16, 2007 01:56:58 PM
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