浅草を訪れたことがある人なら、一度は目にしたことがあるのでは。
吾妻橋のアサヒビール本社ビルです。
低い方の建物がスーパードライホールです。
世の中は折しも聖火リレーのことで騒然としていますが、
これも、巨大な金色のオブジェと下のビルとで、
「聖火台の炎」を表しているのだそうです。
(よく聞く「ビールの泡」説はどうもガセらしい…)
しかし世間からはこの形状から、「ウ○コビル」と言われてます。
初めて見た時に私もやはり連想しましたよ。
スーパードライホールと言うよりもこの愛称(?)の方が通りがいいという話もあります。
以前に幼稚園児がこのビルを指さして母親に「ねえ、お母さん、ウ○コ、ウ○コ」
としきりに訴えている場面に遭遇しました(母親は無視)。
…子供は正直です。
このビルが、デザイン界の大御所、
Philippe Starck(フィリップ・スタルク)のデザインだったとは。
彼のデザインはきわどいものから、シンプルなものまで幅広くあります。
しかし一見シンプルなデザインの中にも、少し「毒」を感じるように思います。
ひと癖あるオヤジ(失礼)というイメージ。
その辺が魅力なのでしょうね。
当初は驚いたのですが、
そういうことも考え併せると、ウ○コビルのデザインも頷けますか…(笑)
↓Starckと聞くと思い浮かぶ作品たち。どれも欲しいのです。
1989年に竣工ということは、
まさにバブル期の最中に
できたということですよね。
当初は、悪趣味とも思いましたが、
二十年近くを経て改めて見直すと、
だいぶ馴染んできたような…。
と言うより、
馴らされてしまった
のかもしれません(笑)
神社仏閣の建築や、
日本家屋の瓦屋根などと、
この金色の物体が
意外とマッチするのではないかと
思えてきました。 | |