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テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:これからの生き方について
賢治の学校が主催する自然農の講座と実習に2日間参加してきました。
全国で自然農を教えている川口由一先生が東京で講座をされるのは今年が最後。 せっかくのこの機会を逃したくなかったので、農業にはまったくの初心者の私ですが、プロの専業農家の方とまじって(!)実習してまいりました。(^^; こんな私ですから、もちろん先生の話は理解度は50%以下、実習にいたっては理解度30%以下であります。 それでも自然農の概要についてはなんとな~く理解して、ああ、とっても理にかなっているなぁ、と新しいことをたくさん学んできました。 自然農とは簡単に言うと、耕さない、肥料もやらない、もちろん農薬や除草剤も使わず、草も虫も敵としないで共存する農スタイルです。 普通の農だと耕した土に腐葉土などをまぜたりするところを、自然農では葉の部分を刈った草を敷いて、それを何年も続けるうちに腐葉土になり、耕さなくてもふかふかの土になっていくのです。 この方法だと、田や畑の植物や虫たちも殺さずに済むので生態系も守られます。 それでいて安全で美味しい作物もできるというわけで、人間と自然界の共存共栄ができちゃうわけですね。 有機農法だと、確かに安全で美味しいかもしれないけれど、人間の都合に合わせて自然界の営みを壊してしまいますもんね。 そういう意味で、自然農は有機農法よりもさらに地球にやさしい農スタイルだと思います。 1日目の講義では、ブログでお知り合いになったロズィエ☆カメラさんとお会いしてご一緒させてもらいました。 夏にベビーちゃんを迎える予定のロズィエさん。 プレママさんだというのに、こんなに意欲的に学ばれているなんて、ほんと素晴らしい! ちなみにあたしの妊婦時代といえば......つわりが辛い~、お腹が重い~、身体がだるい~、なんだかんだ言ってはぐーたらしていたことしか覚えてない。。。 それに比べ、ロズィエさんはナチュラルで爽やかな感じで、きっと素敵なママになるんだろうな~。 2日目の実習は、天候にも恵まれ気持ちのいい日でしたが、何が大変って農作業そのものよりも現地までの移動が大変でした。。。(-_-; まず、実習の田んぼと畑が遠い。 早朝に家を出て電車にゆられて1時間。 それからバスに乗り、バス停から歩いて田んぼ。 田んぼのあとは貸切バスで移動し、その後、歩いて畑。 しかもその歩きは、ほとんど山登り... 汗はダラダラ、足はガクガク。 普段の運動不足がたたって畑に着く前に体力使い果たしました。 実習は見送って正解だったね>ロズィエ☆カメラさん 実習自体は100人ぐらいの参加者が畑の周りにバーっと集まって川口先生の話を聞きながら仕事の様子を見るので、ほとんど見えず聞こえずでしたしね~。 ところで、自然農とは関係ないんですが、畑に着いて一番びっくりしたのが、周辺に建てられた立派な山小屋の数々。 何だろうな~と思ってたんですが、お弁当を食べたあとの休み時間に校長の鳥山先生がいらっしゃって説明してくれました。 なんと、ここの山小屋は、小学生たちが作ったんですって! 賢治の学校では毎年4年生になると、生徒たちが思い思いのデザインを考え、山の木を切るところから全部自分たちで家づくりをするのだそうです。 だから年々小屋の数が増えていって、いろんな形の個性的な小屋が建っていたんですね~。 それにしても、4年生で家が作れるなんて... 凄過ぎるー!!! 自分の4年生の頃だったら、ぜったいに作れないだろうなぁ。。。 とゆーか4年生どころか、大人になった今だって作れないわ。。。(トホホ...) 今回の自然農の講座は、この学校の生徒たちも一緒だったのですが、その集中ぶり、落ち着きぶりには本当に驚かされました。 大人の私ですらチンプンカンプンな話もちゃんと理解して、必要に応じてメモもとって聴いている小学生たち。 それでいて大人しいわけじゃなく、お弁当を食べ終わると皆んな山を駆け回り、大きな声をあげてダイナミックに遊んでいる。 近所で見かける小学生とは全然違うこの学校の生徒たちの気質は一体何なんだろう!? 不思議な感覚に包まれて帰ってきた実習でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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