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カテゴリ:これからの生き方について
先日反対署名をした廃プラ処理施設の説明会にいってきました。
会場に150席、会場に入りきれなかった人用に外にもテントをはって50席、計200席がほぼいっぱいでした。 素人の私にとっては、行政側の説明を一方的にきいているだけでは、リスクの大きさを感じにくかったというのが正直な感想。 でも質疑応答のときに、いろいろ調べてきた住民側が説明されていない盲点をついていて、それを聞いていると、いかにリスクが高いことかがひしひしと感じられました。 しかも市長自らが、 「100%安全とはいえない。でも100%安全を目指して最大限の努力する。」 とはっきりおっしゃっていたぐらいですから、どうやら100%の安全は努力目標らしいのです。 安全をコミットしない、何かあった場合の保障もしない、住民との合意も得ないの3拍子そろった状態で、形式的に説明会を実施することで「住民の理解を得た」ことにして来月に着工されることになりそうな気配です。 そもそも、リスクを伴う大事なことなのに、事業着工の直前まで半径1km以内の住民たちの耳に入ってこなかったってこと自体、市が意図的にやったわけではなかったにせよ、秘密裏に進めてきたと言われても仕方がないような状況です。 と、まあ、個人的にはこの行政のやり方に不信感を抱いているわけですが、、、 住民側のアプローチ方法も、ちょっともったいない気がするのです。 昨日はたくさんの人たちが、強い口調で行政側にくってかかりました。 たしかに怒りや苛立ちをあらわにすることも大事だと思うんですが、対決姿勢を見せれば見せるほど、市長や重役の態度も硬化して、聞く耳をよけいに持たなくなっているのが明らかでした。 もし 「ゴミ問題は私たちみんなの問題なんだから、施設を増設することをを決める前に、市と住民でどうやったらゴミを減らしていけるか一緒に考えていきましょうよ。」 という市と協力するトーンで話ができたら、違う展開が期待できたかもしれないのに。。。 私もそれを言いたくて、何度も手を挙げていたんだけど、あててもらえないままタイムアウトになってしまいました。 近所の友人が調べてくれた内容によると、横浜市では1万回も市民に対するゴミ減量のための説明会をしてきた結果、ゴミの資源化が進み、ゴミの最終処分量も順調に減って、焼却設備の更新を中止したそうです。 横浜市にできたのだから、ここでもできないはずがないと思います。 今後説明会が開かれるのかどうかまだ分かりませんが、もし今後このような機会があれば、市と対決するのではなく、相互にとってWin-Winになるような住民側からの提案ができればいいと思います。 私たち住民の目的は、市と対決することではなく、納得のいく結果を得ることなのですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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