|
テーマ:気になるビジネス書(248)
カテゴリ:読書
ピケティの「21世紀の資本」を日本人のために分かりやすく
説明された本です。 なぜピケティが話題になったかというと、 「資本主義では歴史的に所得分配の格差が拡大する傾向があり、 それは今後も続くだろう」 ということを、長年に渡るデータを収集、分析して示した、 ということにある、ということです。 今までの経済学では、「資本主義の発展とともに富が多くに 行き渡って所得分配は平等化する」とされていたのが、長期的 データでは、140年のうち、90年で格差が拡大してきていた、 ということで、大きな衝撃を与えているということです。 「21世紀の資本」では、 1)資本主義では格差が拡大している 2)格差の原因は遺産相続によるものが大きい 3)グローバルな累進資本課税と世界の政府による金融情報 の共有を提案。 ということです。資本主義が限界に近づき、形を変えていく 必要がある、という流れの中で、今後の流れを把握したいと 思います。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.08 19:55:14
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|