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中国のスタートアップ企業が、国内外のベンチャーキャピタル(VC)から巨額のお金を集めている。
2018年上期は3680億元(6兆1000億円)と過去最高だった2016年通期の2624億元を既に上回った。 ネット通販や、人工知能((AI)、電気自動車(EV)、バイオ医療などに成長の期待が高い。 ネット共同購入サイトの拼多多(Pinduoduo)は、圧倒的な低価格で、中間所得層がメインのアリババ集団や京東集団がターゲットにしていなかった農村部の低所得層を顧客とし、ニッチ市場ながら1億人超のユーザを集め、急成長している。 独自のビジネスモデルが評価され、米シリコンバレーの著名VC、セコイア・キャピタルの中国法人や騰訊(Tencent)傘下のファンドから30億ドル(3360億円)を集め、企業が10億ドルを超える中国のユニコーンの一社。 家具のイケアが、店舗内の顧客の動きを分析するために採用したのが香港のセンスタイムが開発を進める顔認証技術。中国では既に北京や四川省、海南省の空港、浙江省杭州市のホテルなどで採用が進み、企業価値は30億ドル(3360億円)に達したと言われる。4月には、アリババ集団やVCから6憶ドル集めた。 EV開発の遊侠汽車(Youxia)は、3月末に50億元を集めた。浙江省に新工場を設立し、年産20万台を目指す。テスラを意識した洗練されたデザインのEVで、航続距離460キロメートルの実現を目指している。 習近平(シー・ジンピン)国家主席が打ち出した産業政策「中国製造2025」はエコカーや医療、ロボット分野などの育成を目指す。中国政府はこうした分野に重点的に資金を投入している。 中国のユニコーン企業数は76社と、米国119社に迫る。米国のように必ずしも独創的なアイデアばかりではないが、14億人の人口をベースにした成長余力の大きさが最大の強みになる。 中国が大きく動いています。 実際に現地へ行っても、ものすごい勢いで技術革命が浸透していました。 スマートフォン決済が定着し、同技術を利用したシェア自転車や配車アプリなどが、1年単位で展開されています。このスピード感にどう追随していくのか、グローバルでの競争は、非常に厳しい状況です。 得意分野で追随を許さないスピードで走り続けるか、M&Aで共同戦線をはっていくのか、考え、実行に移していく必要があると感じました。
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最終更新日
2018.07.21 21:28:56
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