「赤城バトル 白と黒の閃光!」の思い出
「赤城バトル 白と黒の閃光!」 レッドサンズ高橋涼介(FC) VS エンペラー須藤京一(EVO3)先日、会社のPCのDドライブを整理していたら、2003.08.21のWORDを見つけました。題名は、「赤城バトル 白と黒の閃光!」。あ~、そういえば作った作った!2002年までは、会社の仕事が忙しくて、病院で言えば医者が1人しかいないのに、救命救急にどんどん急患は運び込まれるくらいの感覚で舞いってましたが、2003年から少しずつ緩和され、この日は時間が空いたのと頭からイニシャルDが離れないので、WORDに台詞を打ち込んでいました。頭文字Dは、2ndステージの頃が最もハマッていて、オーディオビジュアルマニアだけに、頭文字Dのバトル全てを、S-VHSに撮ったテープからMDへ音声をCOPYし、2ndステージ終了後も、車の中で通勤やドライブ中に聞いていました。流石に何回も聞いていると憶えてしまうものです。たぶん、間違っているところもあると思いますが、以下は、当時暗記してしまった本編の台詞です。 「赤城バトル 白と黒の閃光!」 <FC VS EVO3>清次:京一、今日の作戦は?京一:シミュレーションX。清次:そんなのあったか。京一:高橋涼介だけは特別だ。この日のために練り上げた作戦、 シミュレーションXで必ず勝つ。啓介:スタート5秒前。4,3,2,1、GO!! 兄貴がいつもの調子をだせば、ランエボ野郎に負けるはずがない。和美:すごーい。2台共すごーい。渉:わくわくするようなバトルだ。 和美。2台の微妙な駆け引きがわかるか。 スタートダッシュでエボ3が前に出た、だがぬけきらなかった。 2台もつれて、最初のコーナーに入ったとき、 俺にはエボ3のドライバーが引いたように思えた。 おそらくあのエボ3、何かの意図があって、 わざと後追いのポジションをえらんだんだろう。 こんな、熱いバトルが見られて、わざわざ赤城まで来た甲斐があったというものだ。ギャラリー:高橋涼介、すげー切れた突っ込みだ。 どうしたんだ。いつもなら、高橋 涼介は相手を先に行かせるのに。 このあとどうなるんだ。京一:勝てる、この勝負勝てる。こうして後ろについていると、 涼介、おまえのやろうとしていることがよくみえる。 涼介、俺はおまえを見切った。 もやもやしてた霧みたいなもんが全部吹っきれたぜ。 涼介、おまえもわかっているはずだ。今日のバトルは互いの信念と哲学に かけたバトルだっていうことを。 おれは、1年前おまえとのバトルに負けたあと、言われたことは忘れてはいない。************回想シーン************京一:俺は峠の走り屋なんて認めちゃいない。どいつもろくなもんじゃねーからな。 モータースポーツ仕込みのテクニックが、 ストリートの幼稚なテクニックに劣るはずはない。 それが俺の信念だ。涼介:おまえがどう思おうと勝手だが、峠には峠のテクニックがある。 サーキットやジムカーナのテクニックだけでは、峠は極めることはできない。京一:そんなはずはない。いやありえない。涼介:京一、おまえとこれ以上不毛な議論をしても答えはでないだろうな。 おまえの理論が正しければ、俺に勝って実証してみろ、 それができなければ机上の空論だ。**********************************京一:峠のカリスマなんて俺は認めない。そんな、迷信みせたイリュージョンは、 白日のもとへ引っ張りだせば, 俺の考えているようにただのテクニックの積み重ねでしかない。 それさえ、わかればもう涼介は恐くない。 なぜなら、この分野では俺の方が上だからな。 おまえは確かに速い。だがそれのどこが峠のテクニックなんだ。 コーナーを大胆にカットするライン取り、ヒールアンドトゥ、 そしてゼロカウンターの4輪ドリフト、 おまえのやってることは、レーシングテクニックそのままじゃねーか。 速さにこだわれば、結局モータースポーツのテクニックに行き着く。 涼介、今見せてやる。この1年の走り込みの成果をな。中里:来るぞ。どっちが先だ。FCが頭だ。京一:ここからだ、ミスファイアリングシステムと4駆の真価は。************須藤のテーマがながれる************涼介:ちっ。中里:抜かれた。高橋涼介のFCが抜かれた。 涼介にとっては厳しいバトルになったな。慎吾:あの横並びからぐいっと前に出るトラクション。 どんなにパワーがあってもFRじゃ絶対真似できねー。 ぐうの音もでねーぜ。中里:駆動システムの差からくる絶対的な性能の違い。 再び前に出るチャンスはあるか。慎吾:絶望的!中里:涼介、おまえは群馬の走り屋の誇りと期待を背負って走ってるんだ 負けるんじゃねーぞ。涼介:いい車に仕上げたな。京一。 ミスファイアリングシステムと4WDの恩恵は絶対だな。 4WDとはおもえないほどよくまわる足とどこからでも加速するピックアップの良さ。 くるっとまわって、どかっと立ち上がる。 加速競争じゃ手も足も出ない。 間近でみせつけられると改めて舌を巻くぜ。 だが、昨日の段階でわかっていたことだからな。レッドサンズ(メンバー):あの涼介さんがガードレールこすった。レッドサンズ(史浩):ミスったんじゃない。 そこまで、しないとついていけないんだ、あのエボ3に。 この区間タイムをみてみろ。レッドサンズ(メンバー):うわっ、すげー。 このまま行くと赤城のコースレコードがあっさり ぬりかえられちまう。 レッドサンズ(史浩):涼介が遅れているんじゃない。 それをうわまわるくらいEVO3が速いんだ。 レッドサンズ(オフィシャル):こちら35コーナー。依然先行はEVO3。レッドサンズ(メンバー):涼介さん、大丈夫ですかね。啓介:大丈夫、兄貴ならこの局面を打開できる。確かに今日ここに来ているやつらは、 須藤がここまでやるとは思っていなかっただろう。俺もそのひとりだ。 だが昨日、EVO3と秋名の86とでやりあったとき何個所かでとったデータがある。 俺には、よくわからねーが、兄貴の分析力なら須藤の弱点をつかんでるはずだ。 だから信じる、兄貴なら絶対まけねーってな。涼介:低いギアからの立ち上がりでは、おいていかれるが、 高速コーナーならまだつきいるすきがある。 やはりな!京一:ラインを変えてしかけてくる気配はない。なげたのか。いや、そんなはずはない。 おまえがそういうやつじゃないことは、俺が一番よくわかっている。 必ず、どこかで仕掛けてくる。どこからでも来てみろ。 こっちにはまだ、余力がある。タイヤもがっちり食いついている。 絶対的有利な立場にいるとわかっていても、なぜか追いつめられた気分がする。 まだ俺の中に涼介に対するコンプレックスがあるのか。 でも勝てばそんなものは消えてなくなる。池谷:来たぞ。先行はEVO3だ。高橋 涼介大苦戦だ。 このコーナーすぎれば、もうゴールはすぐそこだ。涼介:ぞくぞくするゲームだ。 のるかそるかのワンチャンス。チラチラ見え隠れする針の穴のような突破口をつく。 ”突破口は、右だ!”****************BGM******************* おまえの欠点は右コーナーの恐怖心を克服していないことだ。 はっきり言えば、右コーナーがへたくそってことさ。 京一:何っ?健二:FCが外からいった。池谷:あれじゃ、EVO3が張り付けられて前に出られない。京一:これじゃ、4駆のトラクションもミスファイアリングシステムの パワーが発揮できない。健二:FCが頭押さえたまま立ち上がっていく。池谷:次のコーナーでINとOUTが入れ替わるぞ。 いけー。高橋 涼介。涼介、行けー。 行ったー。賢太:涼介さーん。そのまま、そのままーいってくれー。 やったー。脅威のレコード。 思い知ったかランエボ軍団。群馬エリアにREDSUNSありってな。京一:涼介、おまえに聞きたいことがある。 どうして、俺がおまえに勝てないのか、教えてくれ頼む。涼介:京一、俺とおまえのドライビングには差はない。京一:気休めはやめろ。涼介:マシンをコントロールするテクニックには、差はないといっているんだ。京一:なら、どうして。涼介:おまえの欠点は、右コーナーだ。右コーナーが全部というわけでなく、 ある特定の右コーナーに限って弱点が顔をだす。 おまえのカウンターアタックは、必ず右コーナーでは、 OUTになるようにしくまれている。 そこで、俺はINに苦手意識があると読んだ。 本来センターラインの右側は対向車がくるデッドゾーンだ。 インデッドに攻め込めばだれでも100%は対向車の恐怖心を克服できていない。 だが、経験と努力しだいで100に近くまで克服できる。 モータースポーツでは対向車の処置は必要ない。 サーキットやジムカーナでも対向車はこない。 そして、おまえのホームコース”日光いろは坂”も同様に、 一方通行で対向車はないんだ。京一:あっ!!涼介:昨日の86とのバトルで、俺に手のうちをみせたのも敗因のひとつだ。京一:見えたと思ったおまえの背中がまた遠くにみえる。 涼介、おまえはまさに’ストリートのカリスマ’ だ。 以上