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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:映画レビュー
劇場版呪怨1はVシネ版と大差なし。
って言うか、フィルムになって映像が綺麗になったせいで、怖さ半減な感じ。 Vシネ版と同じく細切れの怖い話が何となく関係して1本の映画になっている感じで、いかにも「オムニバス」的な展開になっている。 どうやら仁科理佳(奥菜恵)が主人公らしく、最初と最後に出てきて、何となくヒキのストーリーをかもし出してはいるんだけど意味が分からない。 伽椰子のメイクや動きが良い感じになっていて、その点での怖さはあるが、それだけだ。 劇場版呪怨2は最初から最後まで女優・原瀬京子(酒井法子)をメインにしたストーリーで、見終わった後にかろうじて「映画を見た」という感覚がある仕上がりになっていた。 今までの3作と違い、伽椰子にも「人間が太刀打ちできない超常的な力」が備わっている感じが強くあって、襲われたら金属バットや何かで武装しててもかなわないと思わせられ、怖さがある。 所々、特に後半に「はぁ?何それ?」と言う展開はあるが、恐怖映画1本として見たらそれなりに怖いし悪くない出来だと思う。 呪怨らしさと言うか、怖さを表現しようとしたシーンで、思わず笑ってしまう演出はあるけど。 小説を読んでいないせいなのかも知れないが、バックストーリー的な部分の知識不足で演出の目的が分からなかったりしたってのも、しっかり楽しめなかった原因だろう。 そのうち気が向いたら小説版でも読んでみようと思う。その前に、「呪怨0(ゼロ)」みたいな、伽椰子と佐伯と俊雄が何でこうなったのかのストーリーを映画化してくれたら一番良いんだけど。 まぁとにかく、この映画は恐怖映画じゃないと断言しよう。 じゃあ何映画か これは・・・「何となく嫌ぁな感じを楽しむ映画」つまり「嫌映画」だ ・・・と思う。 本日のBGM:「Ridin' High(汚れた英雄 主題歌)」ローズマリー・バトラー 1982年 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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