生保代理店日記<久々にこころ晴れ晴れと>
久々に、事務所のデスクで仕事をしていると相談の電話を取ることに。「保険会社が潰れたら、入っていた保険はどうなるんでしょう?」というもの。保険会社が破綻したら、保険金、給付金、年金など減額される場合があること。最近では、破綻する前に合併や別の企業の傘下にはいることで破綻に至っている会社はないこと。などなどをお話した。「○○生命なんですけど、大丈夫なんでしょうか?」雑誌なんかを見ると、危ないって・・・とおっしゃるので「それはわかりません。」とお答えする。なんだか、電話口でもじもじされている様なので「何かご心配なことがおありですか?」と聞いてみる。「実はいま、○○生命から転換を勧められていて・・」おおっと!そういうことか!と納得。「なんか、保険料も変わらないし良いみたいだけど保険会社が大丈夫なのかと思って。」とおっしゃるので、ちょっと事情をお聞きすることに。58歳になるご主人の生命保険でお子様がたも独立されて、これ以上大きな保障が必要ないと考えられたご主人は主契約の終身保険300万円を残して、あとは解約。入院保障などは、外資系の保険に加入されているらしい。素晴らしい!こんなふうに、きちんと見直しをされているなんて!感心して聞いていると「この保険をね、転換しませんか?といわれてて・・」つまり、入院保障やらなんやらをつけた保険にしませんか?と言うことらしい。電話でいろいろお聞きしていても、よくわからないので提案書をFAXしてもらう。きました!何枚も!予想どおり、300万円の終身保険の積立部分を一時金として使い300万円の10年定期保険に切り替えるものでした。「これは、終身保険から10年の掛け捨ての保険に変えるものですね。」と、申し上げると「え?でも、終身だって言ってましたよ!」と驚きの声。「終身継続したら終身保障出来るというだけのことです。」「終身保険じゃないんですか?」「保障部分のご契約内容の明細と言うところを見てください。」設計書の最後の部分を見てもらう。「普通定期保険と書いてあるでしょう?それは期間が決まっている保険という意味です。」「・・・・」「保険期間10年。80歳まで継続可能と言うのは、可能と言うだけです。」「10年経ったらどうなるんですか?」「更新出来ます。保険料はたぶん三万円ぐらいになります。」保険料が今とほぼかわらないのは150万円近くある積立金を、使うからです。つまり、この転換は一回目の保険料が150万円で二回目から3,000円程になるそういう保険への転換です。「・・・てことは?」現在の契約は70歳払込の終身保険なのであと、12年ですべての払込(残り30万円ほど)が終わりあとはいつ死んでも300万円がでる保険から入院などがついても、10年たったら保険料が10倍に上がる保険になると言うことを、重ねて説明する。「68歳までにご主人が亡くなれば、とてもいい保険になるということです。」「ああ・・そうよねえ!私もヘンだと思ったのよ~!」そう。なんかヘンだと思っても、どこがヘンだかわからないから悩んでしまうんですよね。転換が良い悪いじゃないんだ。自分が望まない形になることが問題なんだ。そのほうがいいのなら、転換に問題はないんだ。と社長がいつも言っている言葉が思い出される。そのとおりですねえ。なんかヘンだと思ったらすっきりするまで、聞いてみましょうね。心が晴れ晴れしますよ♪