ガンっ の後だから普通の日常

退院後、再発防止の努力をしようと、思いましたが、手術をしてもらった病院では、相談しても、しょうがなさそうでした。

雑誌などで、ガンを防ぐには血液中のNK細胞（ナチュラルキラー細胞）が重要、などの情報を得ていました。ガンになってしまった自分は、きっとNK細胞が少なくなっているに違いない、なぜ自分がガンになったのか、知りたい、何か、再発しないための努力をしたい、などと、思いました。でも、この病院では、そんなことを調べる気は全然ないようでした。血液検査は折に触れてありましたが、白血球の数についてすら、コメントもありません。放射線をやると、白血球は相当減るのですが、それについてはあえて説明したくなかったのかとも思えます。

結局、雑誌に載っていた、統合医療ビレッジに電話をかけました。左の"お気に入り"の"がんに関連したリンク"に入れてあります。免疫関係の独自の検査をやってくれて、その結果に基づいてサプリメントなどを処方してくれる、との記事が載っていたのです。

初め、電話をかけた時には、高速温熱リンパ球療法をやっている、統合医療ビレッジ内のプルミエールクリニックにかかり、予約が当分の間いっぱいで取れない、ということでした。高速温熱リンパ球療法というのは、自分のリンパ球を取り出して、培養して増やし、また体内に戻す、という、大掛かりなもの。
それをやれば再発率は下がるのかもしれませんが、費用もかかりそうだし、自分に効くのならば、再発してからでもよいかな、と思いました。効かない時には効かないらしいのです。まだ再発はしていないのだから、ひとまず、NK細胞などのチェックをしてもらって、自分の状態を知ることから始めたいと思いました。高速温熱リンパ球療法でなく、「腫瘍相談外来」の予約を、すぐに取ることができました。

腫瘍相談外来は、癌患者を対象にしていますが、入院や手術の設備はなく、入院設備を備えたメインの病院を別にもって、診療を受ける方式です。免疫チェックをしてくれますし、鍼灸や栄養相談、心理療法（サイモントン療法）も受けることができます。免疫チェックは、NK細胞を含め全部で１０項目ありますが、半分の項目で受けることもできます。他の一般病院ではまだ行われていない検査だそうです。担当の先生に、自分の治療履歴などを説明し、１０項目の免疫チェックをお願いしました。

結果は、NK細胞は特に悪くないけれど、他の項目でいくつか悪い値が出ているとのことでした。その結果に対応して、何種類かのサプリメントを薦めてくれました。費用の説明もありました。免疫チェックも保健外ですが、サプリメントもいずれも保健外です。免疫チェックは一項目一万円、次回からは初回に悪かった項目だけ検査するとのことですが、サプリメントは継続的な出費になります。内容の説明を聞いて、既に飲んでいた別のサプリメントと効果が重なると思われるものについて、断り、また、一旦飲んでみて、合わないようなら減らす、ということで、相談の上でいくつかを処方してもらいました。

本当にそれらのサプリが効果があるのかというと、昨日書いたビフィーナスーパーの方がよほど効果が早いです。でも、一年以上飲み続けて、継続的に検査をしてもらっていると、いくつかの項目は良くなっているようです。あと、体がぽかぽかしてきてます。

がんに関連してサプリメントの話はよく出てきますが、効果が果たしてあるのか、費用ばかりが高くて騙されているのではないか、という、疑心暗鬼もつきものだと思います。いくら高価であっても、一縷の望みをかけていくらでもお金をつぎ込んでしまうということも、話に聞くものです。私も、変なサプリにお金をつぎ込むな、と、家族から非難されるのではないか、という不安がありました。
でも、免疫チェックの結果に応じてサプリメントを処方してもらえるのは、少なくとも、それを用いる根拠が与えられるので、良かったと思います。前に、自分に合うものを自分で判断して、と書きましたが、可能な情報を最大限活用した上で、最終的に自分で判断するのが良いと思います。