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テーマ:ガンの後の日常(82)
カテゴリ:後遺症、食べることなど
海外に行っている弟が家に来てくれました。おみやげはゴディバのチョコレート。
手術の後は、チョコレートが食べられませんでした。飲みこみが弱いので、溶けたチョコレートがのどにからまり、すごくのどが渇いたようになって、味わうどころではありませんでした。さらには、唇の感覚が無くなっている上に閉じる力が弱いので、チョコレートがアゴの方にたら~りと流れてしまう始末。 アイスクリームも、アゴにたら~りになってしまい、食べるのが大変でした。噛まなくていいし栄養があるよ、と薦めてくれる同病者もあったのですが、私はダメでした。同じような手術をしていても何が食べ易いかは人によるようです。 退院後にふらりと入った喫茶店。久しぶりの娑婆を楽しもうと清水の舞台から飛び降りるつもりで注文したチョコレートケーキ。やっぱりアゴにたら~りになってしまい、気がついていない私にウェイトレスさんがそっと教えてくれたっけ。 そのチョコレートが食べられるようになってきたのは、半年くらい前だったかな。紅茶と一緒に食べればよいのです。要はお湯で溶かせば、よく噛めなくても早く小さくなり、のども通っていき、ひどい渇きにならずに潤すこともできることが分ってきました。 ゴディバのチョコは昔からの私の大好物。手術の後、食べられないと分ってとても落胆したものです。前回弟が来た時に、最近は食べられるようになってきた、と言ったのを覚えていてくれて、今回のおみやげにしてくれたのです。 さらに最近は前回よりももっと進歩していたようで、紅茶が無くてもチョコレートが食べられました! スパゲッティを食べる時にも感じていたのですが、飲み込む力や唇の動きも良くなってきているようで、最近はぶら下がったスパゲッティのしっぽも結構上手に口の中に導くことができるようになっています。チョコレートも、気になってタオルで何度か口を押さえましたが、たら~りにはなっていませんでした。 先日は息子とサーティーワンにも行ってアイスを食べてきました。 だいぶ人間らしい食べ方になってきたわ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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