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ガンっ の後だから普通の日常

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2007.01.20
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カテゴリ:子育てあれこれ
昨日の結婚披露パーティーは、職場の仲間だけのごくごくインフォーマルなものでしたが、めでたさムード満開でした。

職場の人たちも、未婚率が高いことは問題に思っています。部長の手短な挨拶にも、新婦に対して、「あの辺に(座の一角の未婚メンバー達を指しながら)選り取りみどりの『手駒』をそろえてありますから、是非お友達を紹介してやって下さい」とありました。ここは私の入社当初の部署で、今の所属ではなく、この部長は今の上司ではないのですが、良い部長さんだと思います。部長さんはこういう面を大いに気にしてあげて欲しいと思います。皆私とは顔見知りだけれど今の所属部署ではないので、私が休職中ということも知っていても何も仕事の話や復職の話もなく、気兼ねなく楽しめました。

子供たちも久しぶりに会った他の子供と一緒に、はしゃいでいました。なぜか、部長さんが一番子供達に人気がありました。ちょっと前に結婚した別の同僚は、最近赤ちゃんが生まれました。その写真を持ってきて、生まれた時の様子を全員に説明して回っていました。久しぶりに会った同僚達はうちの子供たちが以前よりもぐっと大きくなったことに嬉しい驚きを告げてくれました。何年かに一度でも、子供達が色々な大人の姿を見、話を聞き、自分を見てもらえるという経験はとても貴重だと思います。できるだけ、その大人たちは結婚して子育てして、という姿であって欲しいと思います。

新郎くんは、ほよ~とした感じの人です。新婦によると、新郎くんがどんな時にもあわてないで余裕があるところが良いと思ったそうです。正直、この新郎くんが結婚という話を聞いて、私は驚きました。そういう方面でちゃんと頑張っていたとは、思いもよらなかったのです。これは、昨日の参加者の殆どの人の感想でした。

ただ、このバリバリのエンジニア集団で、結婚する人といつまでもしない人とには、何となく傾向の違いがあります。未婚率の高さは職場でもよく陰の話題に上って、なぜなのか、ということが色々言われます。

『いい人ほど結婚しない』なぜあんないい人が???と思うような超優秀で性格も超いい人が、何人も、いつまでも結婚する気配がありません。他方、彼は面白いけどちょっとねぇ、という人の方から結婚していく傾向があります。ちょい悪、が結婚には必要なんでしょうか。

また、仕事を律儀にいくらでもこなして上司の要求を満たす力があり、会社一直線という人も結婚しません。

優秀エンジニア路線で、人望も厚く、将来も期待されるような人が、(ミーハー的に見ている者にとって)華やかに結婚したのに、暫くして離婚したりということもあります。もうちょっと前にはいわゆる熟年離婚と言われるような、部長が所長になった頃に離婚された、というのもありました。今は熟年に至る前に数年で離婚するらしい。

今回の新郎くんは優秀なんですが、会社一直線という雰囲気でなかったのは確かです。私にとっては後輩に当たり、仕事も関係が深くてものによっては『指導』したこともありましたが、やる気があるんだかないんだか、もどかしく感じるようなことも無かったわけではありません。でも、会社の仕事にとっての人材として見るだけでなく、家庭人になれるかどうかという面を見る人に出会ってくれたわけです。よかった。あの、ほよ~、に値打ちがあったのね。

正直、昔、お世話になった部長が所長にという時に離婚されて『乱れた』のを見た時には、部下としてはやるせない思いでした。どういう人を昇進させていくかという事も、会社は考えていかないといけないのでしょう。仕事ができるということのベースには家庭がある、という当たり前の事が、まだまだちゃんとはサポートされていないのではないでしょうか。ホワイトカラーの残業代ノーカウントということが話題に出ていますが、まだまだ弊害の方が多そうです。

むしろ男性の出産育児休暇奨励金でも出した方が、男性自体も変われるのかもしれません。その方が真面目路線のいい人たちも変わっていけるかも。少子化対策としても。

息子を『ちょい悪』に育てるというのも難儀そうですけどね。真面目人間に育てようとしてしまいそうです。









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Last updated  2007.01.20 23:36:24
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