ミズノが2010年1月4日、ついに新開発水着を発表し報道されています。

空気をため込むラバー素材を禁止した国際水泳連盟（ＦＩＮＡ）の新ルールに対応した水着ですが、開発には、ミズノアドバイザリースタッフの北島康介選手(日本コカ・コーラ)、フェデリカ・ペレグリニ選手(北京五輪金メダリスト)、ミズノスイムチームの寺川綾選手等多くのトップ選手が参加していたそうです。

今回発表された水着は、「ミズノRX(アールエックス)」と呼ばれる競泳水着で、開発コンセプトが「フラット姿勢の維持」。


泳いでいると疲れてきますので、脚や腰の位置が下がり、フラットな姿勢をとり続けることが難しく、水の抵抗が受けやすくなってしまいます。

ここに焦点を置き、新しく誕生したのが『ミズノRX』です。

常に腰を高い位置に保ち、水面に対して平行な姿勢をとることが理想の速い泳ぎのラインとなるため、ハイパワーと裏地の２層構造によって骨盤と腹筋を強くしっかりホールドされています。

ホールド(締め付け)していることで、体感が意識され、水中姿勢をよりフラットに保つといった理論ですね。
この締め付けに使われている素材というのは、水着の伸縮で生地を伸ばすために必要な力がウォータージーンのような旧規定水着よりも約２倍の力が必要になっているそうです。

　

そして姿勢以外にも重要な点は身体の凸凹した部分。この凸部(お尻やお腹部分、女性は胸部も含む)を抑え、体型を補正しているのも特徴の一つです。


■メンズ(男性用)とウィメンズ(女性用)の特徴■
○メンズはウエストを数センチ高くしたほか、内股から膝に向かって縫い目を設けた独自設計によって膝を外へ開きにくくし、キックの安定化が向上するように工夫を施しています。
ウエストを見てみると、確かにフィットネス水着のようにおへその下近くまで生地があります。

○ウイメンズは、前身頃に、水抜けの良い素材を採用して、スピードアップと快適性を、肩ひもには、伸びの良いハイパワーニット素材を使用して、着脱のしやすさも考慮しています。



■飛び込み後の入水時の様子■
ミズノの従来品と比較をした場合、ミズノRXは入水後のストリームライン姿勢が取りやすく、フラット維持ができるため、同じ通過点でのタイムアップにも期待ができるそうでその様子が公開されています。なるほど・・・(o-∀-))



■素材やカラー、サイズや価格などの詳細■

■最後に…■
国内・世界で需要が伸びているスピードを始め、日本水泳連盟と契約を結ぶメーカー「デサントアリーナ」、「アシックス」に次いで、ミズノが最後の発表となり、需要が非常に高いメーカーとしては全て出揃った形となりました。

発表順では次のようになります。
・スピード…「レーザーレーサー・エリート」(2009年11月27日発表、12月先行・1月一般発売)
・デサントアリーナ…「アクアフォース1」(2009年12月17日発表、2月発売)
・アシックス…「トップインパクトライン」(2010年1月6日発表、2月発売)
・ミズノ…「ミズノRX」(2010年1月14日発表、2月下旬先行・4月一般発売)

国内メーカーでは他にもあり、FINA(国際水泳連盟)から認可された水着がありますので、今後登場してくることでしょう。

2月25日より一部店舗で先行発売、4月10日から全国のミズノスイム品取扱店で発売されます。

今回発表の水着は、アジアを含め、ペレグリニ選手のアドバイザリー契約をしていることもありヨーロッパでも販売する予定のようです。

FINA（国際水泳連盟）承認済 「RX」 スペシャルサイト内では、RXの様子が動画で分かりやすく説明されていますので、一目瞭然ですよ♪

その他参照：ミズノホームページ「国際水泳連盟(FINA)承認競泳用水着「ミズノ RX」について」