カテゴリ:開発競泳水着の見所
TYRのトレーサーシリーズには、「トレーサー・ライト(Tracer Light)」、「トレーサーB・シリーズ(TracerB・Series)」、「トレーサーC・シリーズ(TracerC・Series)」があることは、以前『TYR(ティア)競泳高速水着トレーサーシリーズ』でご紹介をしました。
今回は、このトレーサーシリーズの中でも特に優れていると思われる「トレーサーC・シリーズ(TracerC・Series)」について、勉強したことを忘れないようにメモっておこうと思います。...φ(・ェ・o) この水着って、ステッチ(縫い目)部分がヒモのように見えて、何だか水着を縛っているような感じに思えますが、調べてみると構造的に間違いではなさそうですね。 <主な特徴> まず、この水着は、パワー・コンプレッション・パネルの組み合わせにより、通常の伸縮性のある水着と比べて、区画での締付力を75%まで高めているので、体幹部分をしっかり固定する構造になっています。 抑えるタイプの水着なので、着用には時間がかかると思います。 また、この締付は筋肉の起伏を少なくし、血流を良くし、筋肉の中心部への酸素供給を促進するようにできているみたいです。 ステッチ部分はしっかりと縫製してあり、締める機能が持続しそうな感じといったところでしょうか。 また、太腿部分の一番先端部は、通常、ズレにくくするため、ゴムのようなテーピングっぽいものを貼ってグリップ機能を持たせているメーカーが多く見かけると思いますが、この水着にはそういったものが見当たりません。 <部分的な特徴について> 部分構造については、以下のようになっています。結構、複雑・・・ (1)生地 トレーサー・ライトの素材と裏地は軽量で、防水性のある速乾性生地で出来ています。 強力な激細繊維で織られた生地は、伸縮性と形状記憶性が強化され、着心地と寿命を改良しています。 (2)四方向編込み 体の曲線に沿い、強力なコントロールを可能にします。 TYRの1インチ18針の縫い目は驚くほど耐久力があり、薄く、そして優れた可動範囲をもたらしてくれます。 (3)可動範囲ストラップ しっかりとホールドし避けないように8回も縫い込まれ強化されています。 しかし、流水性と瞬発力を可能にするため、デザインの過程で動きを犠牲にはしていないようになっています。 (4)ストレス・ポイントの強化 水着で張力がかかる全ての部分は、極度の張力がかかっても水着の一貫性を保てるように、微細縫製のタックで強化されています。 <裏地について> 裏地については、パワーメッシュという素材になっています。 これは、4ミリの繊細なメッシュから出来ており、重さを増やさずに水着の郷土を上げています。 水に対する最後のバリアーとしてメッシュの裏地には防水仕上げが施されているそうです。 <参考サイズ>
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Last updated
2010年12月14日 23時55分56秒
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