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カテゴリ:メタボリック・生活習慣
「右母趾の爪黒いね」
「左の頭がやられているからね」 「黒カビだね」 「4mmだから3月末か4月初めだね」 今月初めに右足親指の爪が黒くなっているのに気付きましたが、少しずつ黒い部分が増えております。 もともと爪水虫(爪白癬)はありましたが、黒いのは初めてです。 黒い部分は4mmありましたが、手の爪が1日0.1mm(3mm/月)伸びるのに対して、足の爪は1日0.05mm(1.5mm/月)しか伸びませんので、年度末の頃から爪の変色が始まったようです。 黒い水虫は黒色真菌症(クロモミコーシスchromomycosis)と呼びますが、お風呂の壁の黒カビ(クラドスポリウム:Cladosporium carrioniiなど)と同様です。 小児科領域では、川崎病などの重い病気のあとに爪の変形(凹んだ横筋)が一時的に見られることがありますが、小児は復活が早いので、横筋は3ヵ月ほどで先端まで達して消えてしまいます。また、チアノーゼ性心疾患のバチ状指、貧血のスプーン状爪、などもみられます。爪の縦筋は老化現象(シワ)ですので、小児では見かけません。 えっ?、なぜ右の爪だけかって?、毒多ぁの脳梗塞は左側です。左の脳神経(錐体路・皮質脊髄路)は、大脳皮質→内包→脳幹(延髄の錐体で左右の錐体路が交差)して→右の脊髄→末梢神経というように伝わります。首から上は脳と同じ側に症状が出ますが、首から下は神経の交叉により脳と反対側に症状が出ます(足の麻痺じゃなくてカビくらいですんでラッキー(^^)v)。 真っ黒い爪が白くなったら、毒多ぁの体調も全快ということでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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