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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「ブルタールなかったっけ」
「フェリコンならあります」 「ウシとサメで製造中止だったね」 脱水で点滴する児が鉄欠乏性貧血だったので、鉄剤でも点滴しようかと思って「ブルタール」と思いましたが、製造中止になっていたのを忘れておりました(小児科では鉄剤注射の習慣はまずない)。 ブルタール(コンドロイチン硫酸・鉄コロイド注射液)のコンドロイチン硫酸Naはウシ由来品であったために2005年11月からサメ由来品に変更になりました(BSEの影響)。 しかし、サメ由来品に変更になった後かえって薬疹が多発したために、製造中止(製品回収)になったようです。 当科では、現在、サメ由来コンドロイチン硫酸Naの含まれていない「フェリコン」を使用しております。 メーカーでは、なぜウシよりもサメのほうが薬疹が出るのかは不明といっております。 毒多ぁの実家の亀爺も膝が弱って、サメ軟骨の健康食品(コンドロイチン+グルコサミン)を飲んでいるようですが、アレルギーは起きてません(膝は良くなってます)。 えっ?、サメ(鮫)って何で魚偏に交って書くかって、それは魚類のくせに交尾(体内受精)をするからです(サメの交接器:クラスパーは2本ある!)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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