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カテゴリ:化学物質過敏症
「なんで治らないんですか?」
「原因除去かマコモ風呂しかないです」 「新車は関係ないですよね?」 「しし新車は危険!最悪です!」 小児期からアトピー、数年前から化学物質過敏症の36才の女性(パッチテスト:金+、水銀+、クロム++、ニッケル+、アルミニウム++、フェノール+、ホルマリン+、アクリルモノマー?+、コールタール+、白金++、コバルト++、銅?+、スズ++、コバルト++、パラジウム++)。 4ヵ月前に1ヵ月間入院してマコモ風呂でかなり改善しましたが、ここ1ヵ月ほど前から再び顔が真っ赤になってしまいました。 クリニックのマコモ風呂に来てますが、なかなか良くなりません。 3日前に高級靴店Sに行ったら一気に悪化したとして受診しましたが、よくよく話を聞いたら、6月に新車!を買ってから悪化したそうです(改めて聞いたら数年前の悪化も新車だったって!)。 化学物質過敏症(CS)の人にとって新車は危険です!。臭いが抜けるまで乗車禁止です! 新車の内装には難燃剤のPBDEとフタル酸エステル類が使用されておりますが、太陽光の熱と紫外線により、どんどん揮発して、新車の車内は「毒ガス室」に変身します。 2006年1月11日のEcology Center プレスリリースによれば・・・ 「米国のエコロジーセンターによる調査で、自動車内装品から出る有毒物質への曝露に関する新たな報告書を発表した。難燃剤として使用されるポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDEs)及び主に塩化ビニール(PVC)の可塑剤として使用される(新車臭の原因の一部でもある)フタル酸エステル類が、車内のダスト及び窓ガラスのフィルムサンプルから有害影響を生じる量で検出された。」 また「運転者と同乗者はダストの吸入と接触を通じて曝露している。これらの化学物質のグループは、実動物験で先天性障害、学習障害、肝臓毒性、早産、早熟、その他深刻な健康問題と関連していることが示されている」としております。 さらに「車内は最高88℃にもなり、PBDE難燃剤は紫外線曝露により家庭内や事務所に比べて5倍高い」と危険を指摘しております。 エコロジーセンターでは、CSに関して最も安全なメーカーは「ボルボ」である。としております。 なお、米国では連邦政府での立法化の代わりに、少なくとも9つの州(カリフォルニア、ハワイ、イリノイ、メーン、メリーランド、ミシガン、ニューヨーク、オレゴン、ワシントン)が、PBDEsのうち2つの最悪物質、ペンタBDE及びオクタBDEを禁止する法案を採択しております。 日本はやっぱり遅れてるね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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