|
カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「患者さんがミノペンは合わないって」
「以前大丈夫でしたよ」 「怒ってますよ」 「電話口に出してください」 「ミノマイシンは合わないんです!」 「ミノペンは以前使ってますよ」 「ミノマイシンは合わないって初めに伝えました!!」 「クラリスに変更します」 半年前に「顔が真っ赤で1年間治らない」と受診した50才の女性(イムノカードマイコプラズマ抗体+、IgE:27、杉7.17)。 マイコプラズマ感染による紅斑と思われましたが「静脈瘤の手術の時に(皮内テストで)ミノマイシンとペントシリンとセドラールが合わなかった」との訴えでしたので、ジスロマックとクラリスを内服しましたが・・・ 症状が改善せず、「ミノマイシンは皮内テストがないので」「おそらく勘違い」「試しに使ってみましょう」ミノペン点滴1回とミノペンを1ヵ月ほど内服したら(大丈夫)症状が治まりました(やっぱりマイコにはMINOだね)・・・ 半年ぶりに顔が真っ赤になり受診しましたが、半年前と同様鼓膜と鼻粘膜と咽頭と舌に発赤を認めましたので、「半年前と同じ治療をしますね」ミノペンを処方したら・・・ 薬剤師様から「患者さんがミノペンは合わないと言ってる」との電話ですので「以前に使って大丈夫だった」とお返事したら「患者さんは以前にミノマイシンは合わないと医師に伝えてます」とのお返事でした。 しようがないので患者さんに電話口に出てもらいましたがかなりお怒りの様子。 ミノマイシンには皮内テストがないことと以前ジスロマックとクラリスが効かなくてミノペンが効いたことを説明しても、全くとりつく島がありません。 今回はとりあえずクラリスで経過観察としました。 その後来ないので、クラリスで効いたのか、怒って他に行ったかは不明です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月01日 23時08分45秒
コメント(0) | コメントを書く
[薬物・薬効・薬害] カテゴリの最新記事
|