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カテゴリ:化学物質過敏症
「目と耳とノドが痒くて痒くて」
「ミミハナ舌赤いですね」 「大根おろしで悪化したんです~」 「マイコプラズマ(+)です」 2週間前からミミとハナとノドが痒くて、頬まで発赤ガサガサしてきた33才の女性(喘息既往あり)。 診察では、鼓膜と鼻粘膜と舌の腫脹充血を認めましたので、検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 抗生剤はいらないとのことでしたので、以前にも使用していたフルメトロン点眼とエピナジオン+オノン内服を追加処方としました。 アレルギー検査では、IgE:15、HD3(5.89)、ダニ3(5.52)、マスタード0、でした。 えっ?、どうしてマスタードなんて検査したのかって?、血液検査でできるアブラナ科はマスタードだけです(大根もアブラナ科)。しかも、大根おろしの辛み成分のアリルイソチオシアネートはマスタードの辛み成分と同じです(聴覚障害者用火災警報器に使用されるほど強力)。 しかし、大根おろしや和カラシや洋カラシやワサビの苦手な人でマスタード(血液検査)が陽性に出る人はほとんどおりません。 ワサビやカラシの辛み成分の苦手な人はADというよりはCSだからね。血液検査では出にくいよね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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