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2011年05月18日
カテゴリ：薬物･薬効･薬害
「どんどんひどくなるんです」
「デルモゾールGは強いステロイドです」 「良くないんですか？」 「トビヒを悪くする薬です」 「治るんですか？」 「ステロイドやめればすぐに良くなります」 1週間前に、トビヒの診断で、デルモゾールGを処方された1才の女の子。肩と腋窩と腹部と陰部が熱傷状態になったので受診しました。 デルモゾールGが強力なステロイド(リンデロンのジェネリック)と聞いて、母はビックリ。塗れば塗るほどトビヒを悪化させる薬と聞いて、またまたビックリ。 皮膚症状は、ステロイドを中止して、毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏とフシジンレオ軟膏で、すぐに良くなってしまいました。 えっ？、どうしてステロイドが良くないのかって？。ステロイドの副作用は免疫抑制作用です。皮膚の免疫力を低下させてカビとバイ菌を増やします。 えっ？、どうしてステロイドが処方されたのかって？。ステロイドの主作用は消炎作用です。表面の赤みかゆみを即座に消します（その奥でカビバイ菌は増えます）。 しかし、生木のようなまっさらの女の子に、生まれて初めて塗られた軟膏が強いステロイドだったなんて。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2011年06月18日 14時58分09秒
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