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カテゴリ:夏カゼ・エンテロウィルス・アデノウィルス
「病児保育の書類を書いてください」
「えっ?手足口病は登園OKですよ」 「N保育園で来るなって!」 「病児保育園で迷惑でしてるしょうね」 「レザミ今日は満員ですって」 「隔離の必要もないのに・・・」 2日前に手足口にブツブツが出て受診した1才の男の子。 熱もなく36.5℃、摂食もOK、元気に駆けまわっておりますので「手足口病はただの夏カゼなので治療不要、登園可能」と説明したのに・・・ N保育園から「来るな」と言われて、病児保育園に書類を書いてほしいと再来しました。 手足口の発疹はそれほどでもなく、お尻にたくさん発疹が出ているものの熱もなく36.5℃元気に駆けまわっております。 しかたがないので病児保育園「レザミ」に診療情報提供書を書きはじめましたが、母が「レザミ満員で空き待ちなんです~」「手足口病受け取らないバカ保育園があるとレザミも困るでしょうね」「私たちも困ります」3分で書類を書いてお渡ししました。 手足口病(Hand-Foot-Mouth-Desease)は、病気ではありません。ただの夏カゼです。 夏カゼのウィルスはエンテロウィルス70種類、アデノウィルス50種類、120種類も居ります。 エンテロウィルス群70種類は高率に発疹(ブツブツ)を伴いますが、そのうちのエンテロウィルス71とコクサキーウィルスA10とA16は手と足と口にきれいに発疹が出ますので、英国の変な医師が変な病名(HFMD)を付けてしまいました。 変な病名なので、頭の変な保育師は手足に少しでもブツブツを見つけると嬉しくなってしまいます。 ただの夏カゼで、治療の必要はありませんが、学校保健法で学校伝染病の第3種(感染してても症状がなければ登校登園可能)に入れられてしまいました。 休園休校期間は「発熱、口内疹などの急性期症状が消退して、全身状態の安定するまで」ですので、手足の発疹は休む対象にはなりませんが、噂話が大好きで娯楽のない飛騨では、恰好のお茶うけのネタです。 まじめで賢い病児保育園レザミvs頭が病気の保育園長は、レザミの負け!。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月13日 17時27分31秒
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