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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「薬をいろいろ変えても良くならないんです」
「セフエム系の中では変えたことになりませんよ」 「どうすれば良いですか?」 「昨年と同じでジスロマックにしましょう」 「良くなりました」 1年半前に中耳炎・鼻炎・扁桃炎・に伴う頬部の紅斑がジスロマックで良くなった4才の女の子。 その時は、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:87、ダニ2(1.57)、HD2(1.48)、カビ・ウシ・イヌ・卵白・ミルク・ピーナッツ・トマト・サバ・バナナ黄色ブドウ球菌≦0.34、でした。 1年半ぶりに受診しましたが「2週間前から夜間の激しい咳嗽が続いて眠れない」「抗生物質をいろいろ変えたが良くならない」とのことです。 よくよく聞いたら、抗生剤は、フロモックス(CFPN-PI)とメイアクト(CDTR-PI)を交互に使用していただけでした。 同じセフエム系の中で似たような抗菌力の抗生剤同士では「いろいろ変えた」ことにはなりません。 前回同様、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、今回はマイコの検査はせずに、ジスロマック(マクロライド系)を処方したら、一発で良くなってしまいました。めでたしめでたし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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