|
カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「何かご希望は?」
「知り合いに勧められて」 「検査とか漢方とか何か言われてますか?」 「アレルギーだと思って」 「これはアレルギー以前の問題です」 「皮膚科にはかかってます」 「皮膚科を紹介します」 20年前から顔に発赤ガサガサがあって、20年間ステロイドを塗っている55才の女性。 知人から亀クリを勧められたようですが、何をしに来たのか自分でもよくわからないようです。 皮膚科2ヵ所では、病名も告げられておらず、説明もないようですが、診た感じが「皮膚の難病」か「ステロイドの塗り過ぎ」のどちらかに思われましたので「まずきちんとした皮膚科」で「皮膚科学的な診断」が必要であることを説明して、すぐに総合病院の皮膚科に紹介状をお書きしました。 皮膚科からのお返事は・・・ 診断名:脂漏性皮膚炎。 上記または長期ステロイド外用による酒さ様皮膚炎でよいと思われます。 上記について説明し、可能な範囲内でのステロ外用中止を説明させていただきましたが、リバウンドなどの可能性もあり、少し経過を見てみないとわかりません。 怪しい小児科医以前の、きちんとした皮膚科医のきちんとした皮膚科学的診断でした。 亀クリは小児科だよ。皮膚科じゃないからね。「漢方が欲しい」とか「乳酸菌が欲しい」とか「血液検査をして欲しい」とか、明らかな目的を持っている人以外の「皮膚病」の人は亀クリには来ないでね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月20日 04時41分27秒
コメント(0) | コメントを書く
[薬物・薬効・薬害] カテゴリの最新記事
|