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カテゴリ:メタボリック・生活習慣
「蕁麻疹が消えないんです」
「頬と鼻粘膜真っ赤ですね」 「中から来てるんですか?」 「マイコプラズマ(+)です」 「何なんですか?」 「メタボです」 生後1才から蕁麻疹が出没↑↓している10才の女の子。皮膚科で2軒検査しておりますが、内服と軟膏は全く効果ありません。 昨年3月:IgE:??、卵白0.74、オボムコイド0.55、犬・ミルク・チーズ・豚肉・牛肉・タラ・小麦・米・大豆≦0.34 4週間前:IgE: 89.3、杉1.65、小麦0.44、牛乳0.36、豚肉・サケ・ソバ・ニンニク・卵黄・チーズ・サバ≦0.34 昨年10月から蕁麻疹が引かなくなり、亀クリを受診しました。 頬が真っ赤な蕁麻疹というよりは凍瘡、体部に若干の紅斑を認め、強い鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 蕁麻疹はメタボ+感染症の可能性が高いので、50分間食事指導を行い、ジスロマック+桃核承気湯を処方しました。 蕁麻疹は毛細血管炎です。炎症はメタボです。皮膚炎・鼻炎・中耳炎・結膜炎・扁桃炎・気管支炎・肺炎・「炎」の付く病気の原因は炎症性物質(ω6系のアラキドン酸とリノール酸)の食べ過ぎです。 IgE:85、杉2(2.08)、ヒノキ1(0.63)、イネ科・カビ・ブタクサ・シラカンバ・ダニ・HD・猫・黄色ブドウ球菌≦0.34 アレルギー体質はそれほどでもありませんでしたが、総コレステロ-ル:186、LDLコレステロール:132、HDLコレステロ-ル:43、悪玉/善玉の比率が3.07と高く、やっぱりメタボ予備軍でした。 次回はω6系(肉食:アラキドン酸と油脂食:リノール酸)を減らして、ω3系(魚:EPA・DHA・菜食:αリノレン酸)を増やして、L/H比を2.0以下にすることを宿題としました。あっ?体重測るの忘れた。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月21日 21時50分06秒
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