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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2013年02月22日
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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「検査してください」
「今年は早いですね」
「悪くなる前に来ました」
「だんだん賢くなりますね」
 2年前にスギ花粉症+マイコプラズマ感染症が乗鞍研修で血だらけ膿だらけになった12才の女の子。
 2011年6月21日:IgE:1009、杉6(326.0)、ダニ6(137.0)、HD6(130.0)、犬3(13.3)、雑草2(0.91)、イネ科2(0.76)、マラセチア・カビ・ヤブカ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:313、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
 半年がかりで、ネリゾナ(very strong)を脱ステしましたがリバウンドは忍耐でした。その後、駆瘀血剤+ラベンダーで落ち着いておりましたが、
 2011年10月04日:IgE:932、ダニ6(170.0)、HD6(155.0)、シラカンバ6(127.0)、ハンノキ5(55.5)、ヒノキ4(20.80)、ヨモギ2(1.03)、ラテックス1(0.36)、ブタクサ・ビール酵母・蛾・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
 昨年の3月16日、突然首部四肢関節部が熱傷状態になり再受診しました。
 4月13日:IgE:1767、リンゴ3(9.46)、桃3(7.68)、洋梨3(4.75)、トマト2(0.88)、大豆1(0.63)、小麦1(0.57)、チーズ1(0.42)、ミルク1(0.40)、卵白・豚肉・サバ・卵黄≦0.34、TARC:4356、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
 一昨年学習した母は、ジスロマック+イソジン消毒+ラベンダー+駆瘀血剤で抑えが効かないとわかると、迷わず、ネリゾナよりも弱いステロイドを選択し、リンデロン、キンダベート、ロコイド、アルメタを比較して、一番合うアルメタ(medium)を開始しました。
 5月8日、治まったので、プロペトでアルメタ2倍希釈としました。
 6月8日、安定しているので、アルメタ3倍希釈と5倍希釈を試用しました。
 6月23日、さらに減らすために、希釈相手としてデルマクリンとアズノールを試したところアズノールが有効でした。
 8月24日、アルメタ・アズノール10倍希釈でコントロール可能
 11月26日、アズノールおよびヒルドイドソフト単独でコントロール可能
 2月22日、今年は花粉で悪化する前に血液検査に来ました。
 IgE:3632、ダニ6(420.0)、HD6(441.0)、杉6(206.0)、シラカンバ6(193.0)、ヒノキ4(38.3)、犬4(28.3)、リンゴ4(26.6)、洋梨3(11.9)、桃3(5.23)、トマト2(2.25)、小麦2(1.21)、ミルク≦0.34、TARC:1433、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)
 小児科には「10才までは親を治せ」という言葉がありますが、この2年間での親子関係の成熟ぶりには目を見張るものがあります。10才前は、検査値が高くても、母が変われば、何とかなるね。恐い恐い。





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最終更新日  2013年03月13日 13時48分14秒
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