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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「ハナと咳と痰が出るんです」
「ミミハナノド赤いですね」 「病院でペニシリン系は大丈夫って言われてるんです」 「AMPC処方します」 「全然良くなりません」 「AMPC耐性菌なのでCDTR-PIに変更します」 昨年ジスロマックとクラリスとケフポリンで薬疹の出たことのある1才7ヵ月の男の子。卵・牛乳陽性、母喘息・日光×花粉×。 昨夜から鼻汁・咳嗽・痰・37.9℃あり受診しました。37.6℃。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、鼻汁培養:PSSP(1+) KM/GM/EM/CAM/CLDM/MINO/耐性、 H.influenzae(1+)AMPC/CCL/CFDN/CLDM/ST/耐性でした。 1才7ヵ月:IgE:21、卵白2(1.16)、ミルク2(0.74)、ダニ0.20、HD0.15、猫0.14、犬・小麦・ソバ・大豆・鶏肉<0.10ラス 0 母の強い希望でペニシリン系(ワイドシリン:AMPC)を処方しました。 10日後に再受診しましたが、良くなっておりませんでしたので抗生剤をAMPC→CDTR-PI(セヒジトレンピボキシル)に変更しました。良くなりました。 やっぱり感受性検査は必要だね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月14日 00時49分19秒
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