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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「5月頃から真っ赤で赤くて痒いんです」
「首と関節部は熱傷状態ですね」 「虫刺されって言われました」 「虫は居ましたか?」 「居ませんでした」 「ミミハナノド赤いですね」 「この軟膏は合っているんでしょうか?」 「5才児にネリゾナ軟膏!はあり得ませんね」 「何なんでしょう?」 「マイコプラズマ(+)です」 今年1月頃から陰部発赤掻痒、5月頃から顔~全身が真っ赤でガサガサになったA県N市の5才の女の子・母花粉症・妹卵アレルギー。 1才1ヵ月:IgE??、RASTすべて陰性 皮膚科でロコイド(medium)とリンデロン(strong)を処方されたが首部・関節部がどんどん悪化し、再診したら、ネリゾナ(very strong)を処方され、塗ったら、余計にひどくなったので、帰省のついでに亀クリを受診しました。 鼓膜と咽頭扁桃の発赤および鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら。イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 5才0ヵ月:IgE定量:1155、マラセチア4(17.8)、ピティロスポリウム3(8.19)、杉2(2.60)、HD2(1.65)、黄色ブドウ球菌2(0.74)、カビ1(0.66)、トリコフィトン0.25、カモガヤ0.17、蛾<0.10、TARC1577 ステロイド皮膚症による熱傷状態と思われましたので、すぐにステロイドは中止。 強酸性水消毒+ラベンダー軟膏+アジスロマイシン内服を開始したら。 あらあら不思議、4日後にはすっかりきれいになってしまいました。 皮膚科医はプロですので、母が「効かない」「良くならない」「早く治して欲しい」などとクレームをつけるたびに薬が強くなります。 5才児に成人用stongリンデロンの数倍強いvery strngを処方するなんて!恐い恐い。 ステロイドで熱傷 ステロイドで熱傷 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月07日 19時28分07秒
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