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カテゴリ:メタボリック・生活習慣
「あれ?きれいになりましたね?」
「卵も牛乳も除去してます」 「素晴らしい!」 「検査してください」 「下がってますね◎」 前回GWに「虫刺されが治らない」と受診した2才の男の子。父鼻炎。虫刺性皮膚炎が3ヵ所化膿し、鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査しました。 2才7ヵ月:IgE:1582、卵白3(5.07)、杉3(3.60)、ミルク2(0.70)、小麦0.15、蛾0.12、大豆0.11、雑草・ダニ・HD・ヤブカ、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) その後、家庭でも、園でも、卵・牛乳・除去したようです。 3ヵ月ぶりに診たら、皮膚も鼻粘膜もすっかり良くなっておりました。 2才10ヵ月:IgE:2148、卵白2(1.30)、オボムコイド2(0.75)、杉1(0.67)、バナナ1(0.52)、ジャガイモ0.27、ミルク0.26、卵黄0.24、牛肉0.19、鶏肉0.13、チーズ0.12、ピーナッツ0.11、胡麻0.10、豚肉・イネ科・シラカンバ・鮭・ヒノキ<0.10 〇〇炎・「炎」のつく病気(皮膚炎・扁桃炎・中耳炎・気管支炎・・・)は「炎症性疾患」です。 炎症性物質を食べすぎると炎症が起きます。炎症を起こす食物はω6系のメタボ食です。 ω6系のアラキドン酸(獣)とリノール酸(油)はω3系の和食・魚菜食の100倍炎症が強くなります。魚はEPA・DHA、野菜はαリノレン酸。炎症が軽微ですので、和食の米飯食の家庭は、病気が少ないです。 ふだん肉食中心の家庭は、いざという時の炎症症状(咳熱発赤掻痒)が100倍強くなります。 卵牛乳は強力なメタボ食ですが、そのうえに卵牛乳アレルギーがあったら体質は×アウトです。 欧米人は赤ら顔ですが肉食のためです。栄養学的に必要な肉の量は(必要と仮定すれば)100g/日です。余計な分は炎症に回ります。欧米人でもベジタリアンは赤ら顔ではありません。 酒池肉食飛騨のオヤジもトンチャンケイチャンで呑むオヤジは赤ら顔ですが、冷奴と枝豆で呑むオヤジは赤ら顔ではありません。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月22日 00時56分35秒
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