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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「園の先生たちに亀クリに行けって」
「顔にリンデロンVGですか」 「乾燥肌って言われてます」 「乾燥肌にリンデロンですか」 「良くないんですか?」 「普通の保湿します」 10月に入ってから顔のガサガサがひどく、皮膚科でリンデロンVG軟膏(strong)を塗っている3才の男の子。アレロック内服。家族にアレルギーなし。 園のスタッフが見つけ、母親に「顔にはstrongはマナー違反」と説明したら、亀クリを受診しました。 鼻粘膜に強い腫脹充血を認めましたので、鼻炎や喘息や冬悪化する乾燥肌は「冷え症のアトピー体質」であることや「顔にはリンデロンの5倍弱いmedium(キンダベート、アルメタ、ロコイド)にするか、非ステロイドの消炎軟膏(NSAIDs)」たいていは保湿で充分。と説明したら、保湿(ヒルドイドソフト、ヒルドイドローション)だけ持って行きました。 血液検査は断られました。恐い恐い。 数値が高ければアトピー>冷え症、数値が低ければアトピー<冷え症ということになります。 10月に入って、花粉は終わり、「衣替え・鼻炎・喘息・AD」が、たくさん来ます。寒くなって炬燵・毛布・冬もの・を出して、ダニは舞うは埃は舞うは、ファンヒータースイッチ入れたとたんにゼーゼーボロボロ。 季節の変わり目というのは、花粉よりも、寒さとダニホコリが多いです。 乾燥肌は、空気の乾燥は関係ありません。冷え症です。冷えて血のめぐりが悪くなって、自前の皮脂の分泌が悪くなり、結果として乾燥します。水を付けても、加湿しても治りません。「乾燥」は、「原因」ではなく「結果」です。脂あぶらが必要です。 したがって、乾燥肌の保湿クリームは、循環を良くする薬効の脂あぶらを補います。 昔のジジイ医者ならビタミンE(ユベラ)、今時の若手医師ならばヘパリノイド(ヒルドイド、ビーソフテン)です。 乾燥肌には、ダニHD以外に、穀物やカビのアレルギーが隠れておりますので、IgE検査をしていただければ、ますますOKです。恐い恐い。 AD?乾燥肌? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月16日 00時45分27秒
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