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カテゴリ:薬物・薬効・薬害
「インタールは?」
「いいです」 「IPDは?」 「薬には頼りたくありません」 生後1ヵ月半から頬部発赤ガサガサジクジクのあった女の子。母花粉症 生後6ヵ月に亀クリを受診しましたので、1時間食事指導のうえ除去食+インタールを提案しましたが、インタールは希望されませんでした。残念。 生後6ヵ月:IgE:31、HD・卵白・ミルク・小麦・米・ソバ・大豆・トマト・サバ・卵黄・鶏肉≦0.34 1才0ヵ月:IgE:51、卵白3(8.58)、ダニ・ミルク・タラ・小麦・胡麻・ピーナッツ・インゲン・ジャガイモ・カレイ≦0.34 1才6ヵ月:IgE:213、オボムコイド5(51.6)、卵白4(47.9)、ジャガイモ4(24.9)、卵黄3(5.61)、ミルク2(2.49)、豚肉1(0.55)、HD1(0.44)、小麦・米・大豆・サバ≦0.34 なんとかお願いしたら、インタール処方させてくださいました。 1才9ヵ月:IgE:236、卵白4(33.5)、ジャガイモ3(7.24)、ミルク3(6.48)、卵黄3(4.43)、豚肉1(0.68)、カビ・小麦・胡麻・大豆・リンゴ・サバ・鶏肉≦0.34、TARC969 3才0ヵ月:杏仁豆腐で全身蕁麻疹あるもインタール怠薬~中止 3才0ヵ月:IgE:396、ダニ5(58.5)、HD4(47.6)、卵白4(23.1)、オボムコイド4(22.7)、ジャガイモ4(22.2)、ミルク4(19.3)、チーズ4(18.0)、卵黄3(3.64)、豚肉2(1.20)、小麦2(0.74)、胡麻0.15、バナナ0.15、大豆<0.10、TARC597、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 3才6ヵ月:IgE:631、ダニ6(139.0)、HD6(129.0)、卵白4(33.7)、オボムコイド4(26.9)、ミルク4(21.7)、ジャガイモ3(17.2)、チーズ3(17.1)、卵黄3(5.67)、豚肉3(3.89)、小麦1(0.40) 4才6ヵ月:IgE:802、ダニ6(261.0)、HD6(217.0)、オボムコイド4(24.0)、卵白4(22.2)、ミルク4(21.0)、チーズ4(18.4)、ジャガイモ3(13.7)、牛肉3(11.0)、卵黄3(4.01)、豚肉1(0.42)、小麦0.13、胡麻0.13、バナナ0.13、大豆0.13、ピーナッツ・くるみ<0.10 5才6ヵ月:IgE:815、HD6(181.0)、ダニ6(178.0)、ミルク3(16.2)、チーズ3(16.0)、卵白3(9.91)、牛肉3(6.84)、ジャガイモ3(6.74)、杉2(3.47)、卵黄2(1.69)、豚肉0.19、小麦0.10、キウイ・エビ<0.10 6才6ヵ月:IgE:3094、ダニ6(663.0)、HD6(641.0)、チーズ5(69.1)、ジャガイモ5(67.4)、ミルク5(56.5)、卵白3(16.7)、オボムコイド3(16.4)、牛肉3(9.6)、マラセチア3(8.10)、卵黄2(3.36)、小麦0.25、カビ0.17、黄色ブドウ球菌0.15、TARC1445、イムノカードマイコプラズマ抗体(±) 生活管理指導表記入ご希望でしたので ~杏仁豆腐とチョコレートでアナフィラキシーの既往あり ~卵・牛乳・牛肉・ジャガイモの摂食で皮膚症状の悪化を認めるため給食で除去が必要と記入しました。 IgE高値なので、IPD試用しましたが、継続しませんでした。 個人的な印象では、インタールに頼らず厳重な除去食を頑張った児の予後はイマイチで、早期からほどほど除去食+インタールを継続していた児は、食物アレルギーの予後は良いように感じております。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月31日 22時57分36秒
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